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絡まった毛糸が不思議とするする解けていくみたいに
私たちの間に合った塊が解け始めた瞬間だった。
「あー、まだちゃんと腫れてる」
MG「気にならないよ」
「優しいね」
MG「昔からだよ」
そう微笑むミンギュ
思い返せば昔から仲良くなろうと歩み寄ってくれていたのかもしれない。
彼は優しいから。
こんなこじれた姉も見捨てないでいてくれる唯一の家族だから。
「ありがと」
恥ずかしくてミンギュの方は向けないけれど。
視界の端で喜ぶ弟が見える。
WN「仲直りできたみたいだね」
背後から現れたのは昨日恥ずかしい姿をさらしてしまった人
MG「うん、ねぇ〜姉ちゃん」
ニヤニヤした顔で私をつついてくる
こいつ別のことでニヤニヤしてるな。。
「ありがと」
WN「俺がしたくてしたことだし、目が少し腫れてるね」
ビジュアルの悪い私を心配そうに見るチョン君
緊張して体が硬直する。
MG「朝、ホットタオルしてたのにね
どん泣いたんだか」
くすくすとをらってる姿がムカついて
思わずミンギュの足を少し強めに蹴った。
MG｢ちょ！痛い！｣
｢意地悪なこと言うから悪いんだ〜｣
にひにひと悪い顔をしている私を
ミンギュは何故か幸せそうな顔で見ている
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WN｢なんか、良かった｣
教室に着いて、座席に座るなり
私の方を向いて優しい笑顔で話す彼の顔は
輝いて見えた。
｢うん、よかった｣
WN｢あれだけ泣いたら腫れるよね｣
昨日のことを思い出してボッと顔が熱くなる
途端に意識してしまって心臓がドクドクと早まる
｢まぁ、あー、えー、と｣
WN｢なに急笑｣
｢昨日は、ありがとう｣
照れくさい言葉を絞り出した。
WN｢どういたしまして。Aちゃん｣
悪い顔だ。
優しくて可愛い笑顔が
私にとっては毒みたいで。
ドクン
ドクン
全身に響くほど早く強く鳴りだした鼓動に
思わず胸を押えた。
WN｢ん？どうしたの？｣
｢いやなんでもないよ！！なんでも！｣
WN｢Aちゃん変だよ？｣
｢いつもどおり｣
WN｢顔赤いし｣
｢ほんとに！！！！なんでもないよ｣
君に名前を呼ばれる度に
体が苦しくてたまらないなんてこと。
目も合わせられないくらい
チョンくんがかっこよく見えるなんてこと。
絶対に絶対にない。
そう自分に言い聞かせた。
続く
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Buu(プロフ) - こころさん» ありがとうございます(;_;) そんなこと言って貰えて幸せ桃の木です (5月2日 23時) (
レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
こころ(プロフ) - これからの展開気になります！ゆっくりで大丈夫ですので更新楽しみにしてます☺︎ (4月3日 3時) (レス) @page8 id: ff02d19e18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Buu | 作成日時：2024年2月26日 12時
