film60 ページ10
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立ち上がった私の手を掴んだのは
意外なことにジスさんだった。
JS「Aちゃんごめんね、
とりあえず座ってくれないかな……」
またこの人ばかり謝って
元凶の彼はちっとも謝る気配がない。
ジスさんのあまりに悲しそうな顔に耐えきれず
「……すみません」
勢いに任せた自分の行動を詫びた。
嫌いなんて言われたら
誰だって心臓がズキンと跳ねて逃げ出したくなる。
JS「……ハニ。いい加減にしなよ
僕怒ってるよ」
そういってそっぽを向いたままの
ジョンハンさんに話しかけるもフルシカトで
ジョンハンさんは頭を抱える。
WN「ハニヒョン……はぁ全く」
隣でため息をついて呆れた顔をするオッパ
JS「ハニはね、すんごい天ノ弱なんだ」
本人に話をさせることを諦めたのか
正面に座ったジスさんはしっかり目を見て話し出す
JH「ジス！」
JS「言っとくけど僕の方が怒ってるんだからね？
いつまで意地張ってるの？
僕言ったよね。わかってるよって。
あ、冷めちゃうよね
Aちゃん召し上がれ」
ジスさんは空気が読めるのか読めないのか……
とっても頂きにくいです、
ご好意を断れるはずもなく1口含むと
旨みが広がって自然と頬が緩む
JS「ね！美味しいでしょ」
「はい！とても！」
JS「可愛いね！」
自然と可愛いという言葉が出てくる彼を
性格までアイドルだなぁと思う私は能天気だ。
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JS「……ハニお願いだから話して」
JH「なんも話すことない」
JS「あるでしょ」
JH「ないってば」
2人はこの会話をかれこれ5分繰り返している。
どうしても言って欲しいジスさんと
どうしても言いたくないジョンハンさん
どちらも折れなさそうだなぁ。
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JS「ハニは何でいつも自分一人で解決しようとするの？
馬鹿なの？」
私の知らないブラックなジスさんが突然降臨した。
JH「馬鹿じゃねぇよ！！」
JS「馬鹿じゃん……1人で悩んで泣くくらいには馬鹿だよ
人のこと散々最高の親友だとか、大事な家族だとか言うくせに。肝心なことはいつも言わない。
僕の知らないところで君が悪者になるのは
もうこりごりなの。わかる？」
JH「それはっ、……」
話が見えない私は
唖然と二人の会話を聞くことしか出来なかった。
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ボボ丸(プロフ) - お久しぶりです！宣伝させてほしいと申したボボ丸です！コメントで言いました通り私の「Beside you」という作品で宣伝させていただきました！これからも応援してます、ファイティンヘヤジ！🔥 (7月27日 19時) (
レス) id: 3f971e9afe (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - 夜姫さん» 大号泣だなんて…嬉しいです( ߹ ߹ )ありがとうございます.ᐟ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - かなさん» ありがとうございます- ̗̀𖤐長らくお付き合い下さい.ᐟ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - あおちんさん» ありがとうございます·͜· ♡ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
夜姫(プロフ) - 一話から一気読みさせていただきました。ど深夜に号泣です！つづき楽しみにしてます！ (7月19日 3時) (レス) @page9 id: 05c3a19f05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Buu | 作成日時：2023年7月17日 20時
