film59 ページ9
.
JH「そんなわけないだろ！」
少し顔を赤くして答えるジョンハンさんを
くすくすとジスさんとウォヌオッパが笑う。
これはいじっていい時のやつなんだろうか
ふたりが笑っている間はなんとか大丈夫そうだ。
JS「まぁまぁハニ落ち着いて」
ジョンハンさんとジスさんは特に仲が良さそうで
期限の取り方をよく分かっているというか。
大人しく座ったジョンハンさんは
私の顔をじーーっとみてため息をついてくる
「……なんですか？」
JH「……なんでもない」
そう言うとそっぽを向いて海を眺める
爽やかな海の色が良く似合う人だなぁ。
JS「もー素直じゃないんだから。、
Aちゃん素敵でしょここ」
気を使ってか私に話しかけてくれるジスさんは
本当に紳士という言葉がお似合いの人だ。
「もう本当に最高です」
WN「ジスヒョンに教えてもらったところなんだ」
「え！そうなんですか？！」
JS「そうそう。
人もいなくてゆっくりできるから好きなんだ」
目を細めて笑う顔は可愛らしくて
女の私でも到底及ばない。
.
" お待たせしました。お先にBランチの方 "
「「はい」」
デジャブだ。
こんな時もハモるなんて。
横目でちらりと確認するとじとーっと
私を睨んで離さないジョンハンさんに
冷や汗の止まらない私。
その隣には上を向いて必死に笑いをこらえるオッパ
前に座るジスさんも口元を隠して肩を揺らして笑うから
何だかおかしくって笑ってしまう。
.
JH「……ふっ」
ジョンハンさんも同じように思っていたのか
ニヤニヤと笑っている。
ちゃんと笑っている顔初めて見たなぁ。
彼はいつも険悪な顔をしているから。
「笑った……」
気づけば声に出していたようで
ジョンハンさんはまたギロりと睨みつけ
JH「俺の事なんだと思ってるわけ？」
と聞かれて思わず
「いや……私の事苦手なんだと思ってたので」
口が滑ってしまった。
その言葉をきいてジスさんとオッパは
肩を引きあぜ気まづそうな顔をしていた。
JH「苦手……ってか嫌いだけど」
ハッとして前を向くと
彼はまた海を見ていた。
もう目を合わせることも出来ないほど
私は嫌われていたのか。
「すみません。
そんな私とランチなんて、そりゃ嫌ですよね。
帰りますっ、」
涙が溢れそうになる前に
私は席をたとうとした。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1800人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ボボ丸(プロフ) - お久しぶりです！宣伝させてほしいと申したボボ丸です！コメントで言いました通り私の「Beside you」という作品で宣伝させていただきました！これからも応援してます、ファイティンヘヤジ！🔥 (7月27日 19時) (
レス) id: 3f971e9afe (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - 夜姫さん» 大号泣だなんて…嬉しいです( ߹ ߹ )ありがとうございます.ᐟ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - かなさん» ありがとうございます- ̗̀𖤐長らくお付き合い下さい.ᐟ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - あおちんさん» ありがとうございます·͜· ♡ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
夜姫(プロフ) - 一話から一気読みさせていただきました。ど深夜に号泣です！つづき楽しみにしてます！ (7月19日 3時) (レス) @page9 id: 05c3a19f05 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Buu | 作成日時：2023年7月17日 20時
