film92 ページ42
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MH「何？あーって、何かあったの？」
すごく食い気味に
私の行動一つ一つを見逃してはくれない。
「特に何かあった訳じゃないんだけど」
MH「訳じゃないけど、何？」
「不思議な感覚なんだよね……今」
手元にあるアールグレイに刺さったストローを
意味もなくぐるぐると回してみる。
カランっと氷が動く音。
MH「何が不思議に感じるの？」
これは全部言わなきゃ
最後まできいてきそうだなぁ。
「ジョンハンさんと話してると
なんだか暑いんだよね」
MH「え？」
「カップル撮影って距離も近いし
そのせいだと思うけど、不意に言われた言葉に
心臓が破裂しそうなくらいドキドキしたり……」
MH「ふーん……」
「ハオくんやオッパに可愛いって言われると
あー嬉しいなって素直に受け取れるんだけど
ジョンハンさんに言われると胸がぎゅっと…なるんだよね」
MH「自分でなんでかわかってるの？」
「それか分かんないから不思議な感覚なの」
MH「……」
彼は気持ちを落ち着かせるように
飲み物をまた口に含むと
私の目を見た。
「え？」
見つめるその目は何故か泣きそうな目で
眉毛も下がり、先程の威勢どこかに消えていた。
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MH「……なら気づかなくていいよ」
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振り絞ったように言った言葉は
彼の感情をぶつけられてるみたいで
なんだか私まで眉毛が下がる。
「……」
MH「自分で分からないなら、それでいいんじゃない」
「……そうなのかな」
MH「それくらい僕にもあるしね」
「え！あるんだ！」
MH「うん、あるよ」
MH「だから気づかなくていい」
ハオくんは気づかなくていいと言った。
オッパは気づけなくてもいいと言った。
ハオくんは私に気づいて欲しくなさそうで
言葉の節々から気づくなと言われているようで
少し胸が苦しくなる。
「写真そろそろできたかなぁー」
MH「そうだね。行こうか」
「楽しみだね」
MH「……うん、楽しみ」
なんて屈託のない笑顔が眩しくて
貴方に泣きそうな目をして欲しくないな……と
思ってしまうんだ。
あなたが大事だから。
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ボボ丸(プロフ) - お久しぶりです！宣伝させてほしいと申したボボ丸です！コメントで言いました通り私の「Beside you」という作品で宣伝させていただきました！これからも応援してます、ファイティンヘヤジ！🔥 (7月27日 19時) (
レス) id: 3f971e9afe (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - 夜姫さん» 大号泣だなんて…嬉しいです( ߹ ߹ )ありがとうございます.ᐟ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - かなさん» ありがとうございます- ̗̀𖤐長らくお付き合い下さい.ᐟ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - あおちんさん» ありがとうございます·͜· ♡ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
夜姫(プロフ) - 一話から一気読みさせていただきました。ど深夜に号泣です！つづき楽しみにしてます！ (7月19日 3時) (レス) @page9 id: 05c3a19f05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Buu | 作成日時：2023年7月17日 20時
