film86 ページ36
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果たしてジョンハンさんと私の鼻先を合わせて
笑い合う写真はどこの誰に受けるんでしょうか。
ジョンハンペンに追いかけ回されないかな……私
なんて事をうだうだ考えてしまう。
JH「早くしてくれない？」
片眉を上げて少し笑ってくるこの人は確信犯だ。
「いや〜、ちょっと待って」
JH「なんで」
「……なんでも」
JH「まぁとりあえず来なよ こっちおいで」
" こっちおいで "
そのフレーズの声色は甘く溶けそうな感覚に陥る
さっきの口調とは全く違う。
「…………はぁー、」
胸がドキドキとうるさい。
大人しく彼の方へ歩いていけば
JH「偉いじゃん」
「仕事……なので」
JH「仕事っていう割には
割り切れてないみたいだけど」
「……うるさいなぁ」
JH「緊張してんの？ 笑」
「……するでしょ」
JH「ふーーん
なら早く済ませよ」
後頭部をジョンハンさんの大きな手のひらで
グッと引き寄せられる
「ちょ、近いです……」
JH「そういうもん」
「ジョンハンさん」
JH「ジョンハンさんって呼ぶのやめてよ」
「……え」
JH「それからこの手も力抜いてくれない？ 笑」
反射的にジョンハンさんの胸を両手で強く押していた。
この距離は心臓に悪いです。
「無理です。」
JH「えーーつまんない」
「知りませんよー！そんなの！」
JH「ならせめてジョンハンさんやめて」
「……他に呼び方ないし」
JH「ハニ」
「ハニ……さん」
JH「無理」
不正解だと後頭部に回った腕の力が強くなる
「……二、くん」
JH「ん？なに？」
「……ハニくん、」
あー私きっと顔が真っ赤なんだろうな。
耳まで熱くてしょうがない。
JH「……可愛い」
「え？」
JH「なんでもない」
聞き間違いであろうその単語に
加速するように音を立てる私の胸。
もうこの距離でめなんて合わせられない。
死んでしまいそうなくらい恥ずかしい。
離れて欲しくて腕の力を強めると
目の前の彼は不機嫌そうに眉をしかめる。
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JH「……A」
小さく消えてしまいそうな声で
甘く溶けてしまいそうな声で
私の名前を呼ぶのはやめてください
JH「こっち向いて」
前を向くと
まっすぐ私を捉えた貴方の瞳があって
その目に映る私は
きっと熟れた果実みたいに真っ赤なんだろう。
.
.
ジョンハンさん
私の手に伝わる貴方の心音が
私と同じくらい早いのは
何故ですか？
.
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ボボ丸(プロフ) - お久しぶりです！宣伝させてほしいと申したボボ丸です！コメントで言いました通り私の「Beside you」という作品で宣伝させていただきました！これからも応援してます、ファイティンヘヤジ！🔥 (7月27日 19時) (
レス) id: 3f971e9afe (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - 夜姫さん» 大号泣だなんて…嬉しいです( ߹ ߹ )ありがとうございます.ᐟ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - かなさん» ありがとうございます- ̗̀𖤐長らくお付き合い下さい.ᐟ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - あおちんさん» ありがとうございます·͜· ♡ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
夜姫(プロフ) - 一話から一気読みさせていただきました。ど深夜に号泣です！つづき楽しみにしてます！ (7月19日 3時) (レス) @page9 id: 05c3a19f05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Buu | 作成日時：2023年7月17日 20時
