film73 ページ23
ラストの全員で踊るスタジオ撮影は
何度も何度も繰り返し踊り
体は疲れていて、もう踊れないなぁと感じていたのに
心は何故か終わって欲しくないと
私はまだ踊りたいと叫んでくるような感覚に襲われる。
カットを皆で見返し
監督の撮影終了ですの合図で
無事にPV撮影を終えることが出来た。
「…終わっちゃった」
朝からあっという間だったな、
あんなに早朝に集まったのに
気づけば日付が変わっていたから驚いた。
MH「明日は午後から練習に変更だって」
「朝からなんて死んじゃうよ」
MH「顔やつれてるよ
おばさんみたい」
「ハオくんがちょっとずつ饒舌になってく」
MH「慣れてくださいな」
「おじいちゃんみたいな言い方」
MG「お互い様でしょ2人とも」
なんてミンギュの冷静なツッコミで
小さな笑いが起きる。
.
それから1週間は練習室にみんなで缶詰になって
表情の使い方
体の流れ
どこを一番見せたいのか
改めて話し合ったり
お互いの価値観を擦り合わせて
ひたすら踊った。
「……………っ、」
そんな中、私は特有の貧血と目眩に襲われる。
酷いほうでは無いものの
軽い月と重たい月がある。
運が悪いのか、こんな大事な時に限って重たい方だった。
ウィダーインゼリーで鉄分を摂取したり
できるだけ睡眠を取れるだけ取り
自分の中で対策はしていたものの
…こればかりは勝てなくて。
時間が経つ事に痛みまで出てきて
冷や汗が出始めた。
「ジスさん…ちょっと出てもいいですか？、」
1番理解のありそうなジェントルマンに声をかけた。
察したのか、薬はあるのか、寒くないかと
色々心配された後に
JS「上手く言っとくから休憩しておいで」
と優しく送りだしてくれた。
理解がある男性はとても魅力的だななんて
考える余裕がまだあるだけマシだな。
急いで薬を飲んで練習室に戻ると
ジスさんが駆け寄ってきて
JS「ちゃんと休憩したの？早くない？」
と言いながら
私の腰を摩ってくれる。
「大丈夫です」
JS「嘘だ、冷や汗でしょこれ」
「でも薬も飲んだし！大丈夫です！」
こんなハンデ要らない。
私が男の人だったら。
こんなことで心配させたり
足を引っ張ったりしないのに。
途端に虚しくなる。
JS「無理はしないこと」
なんで指切りげんまんをして
私は練習に戻った。
「……いっ、」
.
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ボボ丸(プロフ) - お久しぶりです！宣伝させてほしいと申したボボ丸です！コメントで言いました通り私の「Beside you」という作品で宣伝させていただきました！これからも応援してます、ファイティンヘヤジ！🔥 (7月27日 19時) (
レス) id: 3f971e9afe (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - 夜姫さん» 大号泣だなんて…嬉しいです( ߹ ߹ )ありがとうございます.ᐟ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - かなさん» ありがとうございます- ̗̀𖤐長らくお付き合い下さい.ᐟ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - あおちんさん» ありがとうございます·͜· ♡ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
夜姫(プロフ) - 一話から一気読みさせていただきました。ど深夜に号泣です！つづき楽しみにしてます！ (7月19日 3時) (レス) @page9 id: 05c3a19f05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Buu | 作成日時：2023年7月17日 20時
