film53 ページ3
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ソラさんは生唾を飲んで
顔をひきつらせながら涙を流す
「そんなに羨ましいなら変わってくださいよ」
ソラ「……っ、」
「そもそも……貴方はどんな理由であれ途中で
アイドルを目指すことを自分で放棄したんでしょ？
なのに羨んで嫉妬するのは間違いなんじゃないですか？
同情はします。深く深く。」
切れた私の口は止まってはくれない。
「私は嫌われていようがメンバーが大切なんです。
今では私を受け入れてくれる人がいるから尚更に。
あなたの選ぶ衣装がどれほど可愛くて素敵で
大好きでも、私は安心して貴女におまかせ出来ません。
私は大事なメンバーの服を
貴女に選んで欲しくはありません。
すみません。
さような。ソラオンニ」
敬意と親しみを持ちたかった気持ちを乗せて
伝えた言葉はあまりにも残酷だったかもしれない。
ソラ「……っ、う、」
自分は間違えていた。
って彼女が気づいてくれるなら私は嬉しい。
私はあなたがどんな思いでアイドルになりたかったのか
どんな思いで服を選んでくれていたのか
全ての真意は分からないけれど。
私はあなたの選ぶ服が本当に好きでした。
ソラオンニ……って笑顔で呼びたかったなぁ、
人を突き放すことはすごく辛い。
気持ちが重たくて。
「すみません、」
もう一度そう言って私は部屋を出る
ミヤビオンニにメイク直してもらわなきゃ。
隠れるのかなー、この傷
なんて長い廊下を歩くとドンッと誰かにぶつかった。
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「すみません」
さっきから謝ってばかりだなぁなんて思いながら
顔を上げると私のことが嫌いなジョンハンさんだった。
「げっ、」
思わず声を上げてしまう
今は会いたくなかったなぁ。
JH「おい。……ってお前顔」
不機嫌な目と私の目が合うと
彼は私の顔と首の傷に気がついたのか
ハッと目を開いた。
「あー、すみません、」
JH「……アイドルだろ顔は守れよ」
この人私と同じこと思ってる
「不意打ちだったので、……」
JH「こい。」
なんで急に腕を掴んで歩き出す。
その手の力は強くて、掴まれた部分が痛む。
おまけに歩くのが早いから
治ったばかりの足の裏がちょっとだけ痛む。
「っ、」
痛みに反射で出た声に気づいたのか
少しだけ歩くスピードを落としてくれた。
でも彼はまだ私の腕を掴んでいる。
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ボボ丸(プロフ) - お久しぶりです！宣伝させてほしいと申したボボ丸です！コメントで言いました通り私の「Beside you」という作品で宣伝させていただきました！これからも応援してます、ファイティンヘヤジ！🔥 (7月27日 19時) (
レス) id: 3f971e9afe (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - 夜姫さん» 大号泣だなんて…嬉しいです( ߹ ߹ )ありがとうございます.ᐟ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - かなさん» ありがとうございます- ̗̀𖤐長らくお付き合い下さい.ᐟ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - あおちんさん» ありがとうございます·͜· ♡ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
夜姫(プロフ) - 一話から一気読みさせていただきました。ど深夜に号泣です！つづき楽しみにしてます！ (7月19日 3時) (レス) @page9 id: 05c3a19f05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Buu | 作成日時：2023年7月17日 20時
