film66 ページ16
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" 起きなよ。風邪ひくよ"
"…おきなってば！！"
遠くの方から起きろ起きろと
私を揺さぶる声が聞こえてくる。
" はぁお腹出してみっともない "
その声がどんどん近くなって
自然と目を開けると私の目の前には
ため息をつくハオくんがいた。
「ん？…はおくん、？」
MH「おはよ」
「おはよ？」
寝起きのカスカスの声で答えると
少しだけ表情が柔らかくなる
MH「さて何時でしょう」
「…何時って言われても
………え？もう10時？」
時計を見ると午前10時を指していた。
私は昨日ウォヌオッパの車に乗せてもらって
起きてたはずなのに。
辺りを見渡せばリビングのソファに寝ていて
私の手元にはウォヌオッパの匂いがするブランケット。
そしてお風呂に入り損ねてメイクしたままの私。
「…最悪、」
MH「起きてリビングに来たらお腹出して寝てるし 笑」
「すみません」
MH「起こしても全然ビクともしないから」
「すみません」
MH「そんなに熟睡するほど
昨日は楽しかったの？」
楽しそうに話していたのに
どんどん怒ったような声になるから
恐る恐る私の前で仁王立ちしている彼を見あげると
眉間に皺を寄せている。
シンプルに怖い。
「楽しくなかったって言ったら嘘になる」
MH「ふーーーん楽しかったんだ」
「……うん」
何故か素直に楽しかったと言えない雰囲気
唾を飲むような感覚。
なんだか悪いことをしたような気分だ。
MH「まぁお風呂入りなよ」
「…うん、ありがと」
終始不機嫌な彼に背を向けて
何故かお湯がわいているお風呂に入る
「…不器用か 笑」
心配してくれていた彼のことを考えたら
ジョンハンさんと出かけたとなると
何かと思うことがあったんだろう。
ハオくんも気づいていたんだよね。
それだけであんなに怒られるのはゴメンだけど。
不器用だけど優しいハオくん。
「ありがとうー！！」
なんて叫んでみるものの
お風呂場の声はきっとリビングには届かない。
ニヤニヤする頬を押えて
以前とは格段に違う人との関係性に
自分の進歩を感じながら
ゆっくりお湯に浸かる。
素敵な日々の始まりだ。
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ボボ丸(プロフ) - お久しぶりです！宣伝させてほしいと申したボボ丸です！コメントで言いました通り私の「Beside you」という作品で宣伝させていただきました！これからも応援してます、ファイティンヘヤジ！🔥 (7月27日 19時) (
レス) id: 3f971e9afe (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - 夜姫さん» 大号泣だなんて…嬉しいです( ߹ ߹ )ありがとうございます.ᐟ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - かなさん» ありがとうございます- ̗̀𖤐長らくお付き合い下さい.ᐟ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
Buu(プロフ) - あおちんさん» ありがとうございます·͜· ♡ (7月20日 11時) (レス) id: 0214dc71c7 (このIDを非表示/違反報告)
夜姫(プロフ) - 一話から一気読みさせていただきました。ど深夜に号泣です！つづき楽しみにしてます！ (7月19日 3時) (レス) @page9 id: 05c3a19f05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Buu | 作成日時：2023年7月17日 20時
