三度目の正直？ ページ3
フブキは早速、ジェットブーツを履いて食堂の外に出た。
敵が地上にいるなら、こちらは空中を進むのみ、だ。
「先、行ってるね」
フブキはA達に言うと、返事も待たず滑るように階段を通過した。
勿論、今まで2回も踏んだアレも余裕で突破。
「どんなもんよ！」
得意げに言い、通学路をジェットブーツで進んでいく。
(そうよ！本気になれば運命なんて変えられ……)
意気込んだ、その時だった。
フブキのジェットブーツがバチバチと音を立てて煙を吐き出した！
「あっ！あぁぁあぁあ〜！！」
建物にぶつかったりダメージを受けつつ、クルクル回転しながらはちゃめちゃな進路を進む。
そして一気に降下。
……なんと、フブキの頭の下──地面には犬と『アレ』が待ち受けていた！
ベチャッ。
「あぁぁあぁあ！！顔から行ったぁぁぁ！！」
まばゆい光と共に、フブキはまたも消えていった……
ピピピピッ、ピピピピッ、ピピピピッ…
アラームが鳴り響く。
フブキは上半身を勢いよく起こすと、悲痛な叫び声を上げた。
「何でよぉぉーっ！！」
もう悲劇を繰り返すわけにはいかない。
その一心でジェットブーツを頑丈に、壊れにくく改造し、早速出陣だ。
今回は、アレを踏まずに校舎にたどり着くことができた。
油断禁物。その4文字を頭の中で繰り返しながらC組の教室に入った。
地面に着地。
ジェットブーツで登校してきたフブキにクラスメイトの視線が集まるが、そんな事気にしていられない。
やっと教室に着くことができた。フブキは嬉しさからため息をついたのだった。
(ここまで来れば安心ね！)
数学の授業を受けながら、フブキが満足そうな表情になる。
流石に教室に突然アレが出現、なんて理不尽な事は起きないだろう。いや、起きないでほしい。
(けど、何だったんだろう、アレ……)
真実を解明しようとフブキが少し考え込む。
…Y学園の廊下を、犬がテクテク歩いてくるとも気づかずに……
(でもまぁ)
犬はどんどんC組の教室に近付いてくる。
(気持ち切り替えて頑張ろう！)
犬は、とうとう教室に入ってきた。だが誰も気付かない。
「じゃあ次の問題を……姫川さん」
「はい！」
先生に当てられ、フブキが席から立ち上がり、黒板へ歩いていく。
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ヒメアミ(プロフ) - ミアさん» 古典妖怪『銅拍子』と融合変身する、イニシエ妖怪HERO『舞拍子姫』を登場させるつもりです！音での攻撃と強力な回復技を併せ持つかなりの強キャラにするつもりです……！ (2021年2月20日 15時) (
レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
ミア - ところでどんな妖怪HEROなんですか？ (2021年2月19日 19時) (レス) id: afd2fb32b7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - わぁ〜！それは楽しみですね！ (2021年2月19日 19時) (レス) id: afd2fb32b7 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ミアさん» 新フォームめちゃくちゃ出てきてテンション上がってます笑笑 実は、イニシエ妖怪HEROの存在を知った瞬間に姫舞ちゃんのイニシエHERO考えちゃったんですよね……！早く皆さんにお見せしたい！！ (2021年2月19日 19時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - 姫乃さん» チョコレート工場です！お楽しみに！…え、本当ですか(真顔)ありがとうございます！！美少女は正義！ジンペイ達の気持ち分かりますよね(真顔) (2021年2月19日 19時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒメアミ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HIMEHP/
作成日時：2020年11月14日 16時
