フブキちゃん何したの!? ページ11
それはやはりクロックマンに直撃したのだが、また時計の音と共に……
「時は金なり……この勝負、一瞬でケリをつけてくれよう」
「これもしかして、時間が戻ってない!?」
確信を持ったフブキが叫ぶ。
クロックマンはニヤリと笑った。
「その通り!5秒の時をリセットできる!それが俺様の力!」
《何だよそれ!キリがねえじゃねぇか!》
紅丸の中のジンペイが焦りを見せる。
たかが5秒、されど5秒。
戦いの決着は余裕で変えることができる。
「キリはないが、ハリはあるぞ〜!!」
そう言うと、クロックマンは2本の時計の針を生み出した。
紅丸が刀で応戦する。
「何時!?親父!!何分!?でんぷん!!」
「くだらぬ……!」
攻撃しながらまさしくくだらないギャグを連発するクロックマンの斬撃を避け、紅丸が大きく飛び上がって刀を振り下ろすが、クロックマンは針で刀を飛ばした。
そして、紅丸の刀はクルクル回転しながらA達の方に飛んできた!!
「きゃあああ!!」
「まずい!!」
Aが急いで妖力シールドを張ろうとするが、それは無駄となった。
フブキの手に跳ね返り、また紅丸の方に飛んでいったのだ。
「……????」
うん、きっと見間違いだ。疲れてるんだなぁ。
Aは自分で出した結論にウンウンと頷く。
《マタロウ!何とか奴の動きを封じ込めてくれ!》
「えぇっ!?何とかって!?」
ほとんど無茶振りのジンペイの頼みに、マタロウが騒ぐ。
「いいから、何とかしてっ!」
フブキがマタロウの後ろに回り、背中を押した。
すると、信じられない勢いでマタロウがクロックマンの方に飛んでいった!
「フブキさん何したのおおおお!?」
喚きながら、マタロウは真っ直ぐ飛んでいき……クロックマンの股間にぶら下がった振り子を掴んで、何とか無事だ。
自身の無事を噛み締めながらクロックマンを見上げると、何と動きを止めて何とも言えない表情をしていた!
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ヒメアミ(プロフ) - ミアさん» 古典妖怪『銅拍子』と融合変身する、イニシエ妖怪HERO『舞拍子姫』を登場させるつもりです!音での攻撃と強力な回復技を併せ持つかなりの強キャラにするつもりです……! (2021年2月20日 15時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
ミア - ところでどんな妖怪HEROなんですか? (2021年2月19日 19時) (レス) id: afd2fb32b7 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - わぁ〜!それは楽しみですね! (2021年2月19日 19時) (レス) id: afd2fb32b7 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ミアさん» 新フォームめちゃくちゃ出てきてテンション上がってます笑笑 実は、イニシエ妖怪HEROの存在を知った瞬間に姫舞ちゃんのイニシエHERO考えちゃったんですよね……!早く皆さんにお見せしたい!! (2021年2月19日 19時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - 姫乃さん» チョコレート工場です!お楽しみに!…え、本当ですか(真顔)ありがとうございます!!美少女は正義!ジンペイ達の気持ち分かりますよね(真顔) (2021年2月19日 19時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒメアミ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HIMEHP/
作成日時:2020年11月14日 16時