妖怪学園Y〜姫はHEROになれるか〜3！

99,隕石怪獣メテオゴン誕生！？ ページ19

何と、メテオの破片から、人型の隕石怪獣『メテオゴン』が誕生してしまった！
メテオとガッコウガーYの対決を大人しく見ていたメドゥーサが、形勢逆転とばかりに高笑いする。

「おぉーっ！隕石が怪獣になったのね。勝負はここから…」

メドゥーサが続きを言おうとすると、メテオゴンの巨大な足で、メドゥーサは踏み潰されてしまった…

「哀れ…」

Aが目を背ける。一方マタロウは、スルメ並みにペチャンコになったメドゥーサを見て、入学式にジンペイのせいでスルメみたいになったパンの事を思い出して苦い思いになっていた。
メドゥーサがやられた事で、えんら先生の呪縛が見事解けた。

「ううん…私、一体…」

えんら先生は何も覚えていない様子だ。状況を知ろうと、キョトンとした表情で周りを見回した。
そして、メテオゴンはガッコウガーYにズシンズシンと近付いてきている。

「メテオが怪獣に変形したわよ！」

「だったら倒すっ！」

「タイマン勝負ってわけだな！」

A、ジンペイ、メラがやる気満々に言う。
すると学園長が、この時を待っていたかのように、外から大声を出した。

「怪獣だとーっ！ついにこのときが来たかパ〜ト2！行くぞ、学園リングモード！！」

学園長はノリノリでクルクル回り、合図した。すると、何と学園シティが変形！
校庭の周りに、大きな柱が4本出現。その柱を結ぶように、レーザー光線が飛び出し、繋がった。
なんと、学園の敷地を使った巨大なプロレスリングが現れた！
そして休む間もなく、地下からエレベーターに乗り、制服の色から見て芸能基準と見られる男子生徒がマイク片手に登場！そして登場するやいなや、早口で早速実況開始！

「待ちに待ったこの時が来たーっ！学園の存続をかけた本日のメインイベント、我らがガッコウガーY！VS隕石怪獣メテオゴーン！！世紀の一戦が今、始まろうとしている！実況は、プロレス同好会のタベケンがお送りします！
」

何からツッコんで良いのやら、この突然出来た状況に、コックピットの6人＋舞姫がつい、目を点にして沈黙する。

100,ガッコウガーY VS隕石怪獣メテオゴン！→←98,ガッコウガーYの消火機能！

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