93,あの日見たビジョン!メテオ到来!? ページ13
ジンペイにつられて、皆も空を見上げた。
すると!
皆の視界に、現実とは認めがたい状況が入ってきた!
なんと、妖しい空のはるか上から、Y学園の塔に向かって巨大な隕石…そう、『メテオ』が落下してきていたのだ!
メテオは赤く燃えていて、とにかく皆は唖然としてメテオを見上げるしかない。
「隕石!?」
九尾がとっさに言う。
メドゥーサは皆の呆然とした表情に満足そうな笑みを浮かべる。
「契約したのだ。私に力を与えてくれた者たちとね」
「あんな大きな隕石が落ちたら、Y学園の敷地どころか、学園のある町までただじゃ済まないわよ!」
Aもただ事じゃないこの状況に、慌てて叫ぶ。
一方、マタロウは赤い月のような隕石をただただ見上げていた。この隕石は、見覚えがある…!
「……」
全てが始まった入学式の日にマタロウが見た、赤い隕石により学園が破壊される恐ろしいビジョン。「たまたま」と気にも止めなかったあのビジョン。一番実現してほしくなかった、あの…
「あのビジョンが、現実になった…!!」
メテオは愉快そうに笑うメドゥーサ、そして呆然とする皆、学園シティへと、どんどん迫ってきている。
「こ、こういう時こそ、人生は捨てたもんじゃない訳でして…」
Aは皆を勇気づけようと試みる。
「その昔のお友達について教えて、冥土の土産に…」
マタロウが縁起でも無い事を言い出す。これには皆慌てる。
「やだ、縁起でも無い!…えーっと、何かね、色々壮大なお話なの!ジンペイとかコマ君には話したと思うけど…」
「え?話してたっけ?」
「話してたわよ!私の家におじいちゃんとおばあちゃん来た時、昔話だ〜、っておじいちゃん話してくれたじゃない!」
「僕は覚えてます!半分ほど」
そんな危機感の無い会話をする皆。
「えーっとね、とにかくスケールが大きいの。まずおじいちゃんやおばあちゃんやイツキさんが住んでたのは、私達と同じさくら元町で…」
Aが話し始めようとすると、体育館の屋根の上から、学園長の拡声器越しの大声が皆のもとにも聞こえてきた。
「超校合体ガッコウガーY!出撃準備!!」
一体何の事だろう?皆で首を捻っていると、突然学園シティ中にサイレンが鳴り始めた。
94,ガッコウガーY出撃!?→←92,まさかのファイナルウェポン!?
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ヒメアミ(プロフ) - なのはさん» コメントありがとうございます!!……あ〜残念……!さと○さんが演じる「早押ワカタ」君は、もう少し先のアニメ15話が初登場になってます!この小説のアニメ版ももうすぐ15話に入るので、そちらも楽しみにしていただければ嬉しいです(*^▽^*) (2021年5月21日 17時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - はっ!!芸能基準と考えられる男子生徒...?しかも実況...? もしかして...さと◯くんが声優やってる子じゃ...!? (2021年5月20日 17時) (レス) id: 4035e5a938 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - マカロン食べたいさん» 面白いですよね!!同じレベルファイブと言う事で、カトリーネタ入れちゃいました(笑) (2021年4月5日 13時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
マカロン食べたい - 私も、カ○リーが大好きです! (^∀^) (2021年4月5日 12時) (レス) id: 2c1f798496 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - マカロン食べたいさん» コメントありがとうございます!!面白いだなんて嬉しいです(*^▽^*)これからも楽しんでいただけるよう、頑張ります!! (2021年4月5日 12時) (レス) id: 773d896b8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒメアミ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HIMEHP/
作成日時:2020年2月24日 16時