5,たまたまボーイ登場！ ページ7
考えてみれば、自分の人生は何かにおいては「たまたま」だった。
このY学園に入れたのも、
『たまたま』塾の先生が素晴らしく優秀で、
『たまたま』勉強が得意な友達ができて、
『たまたま』予習していた所が試験に出たから。
自分に言わせれば、Y学園に入れたのは全部『たまたま』、運がとてつもなく良かった、としか思えない。
さっき、この学園に隕石が降る！なーんて言う変な『幻』が見えたばかりだ。
前にも、犬に噛まれるとか車にぶつかるとか、危険な出来事が先に見えた事はあった。
でもどうせ『たまたま』当たったのだ。学校にあんな巨大な隕石が降るなんて、まず有り得ない。
入学早々他の生徒から冷めた目を向けられてしまったが、気を取り直して、一歩を踏み出し…
と、次の瞬間！
「おっはどーん！！」
「どわーっ！」
マタロウに、物凄い勢いで誰かが激突！
当然、マタロウも、その誰かもぶっ飛ばされ、地面に転がる。
だが、苦しんでいるマタロウと違い、その誰かは目をキラーンと光らせ、素早く空中で一回転し、立ち上がった。
「おぉーっ！これが俺の新たな縄張りって訳か！胸が踊るぜっ！」
その誰か＿＿ジンペイは、マタロウの事など気にする素振りも見せず、悠長に校門を眺めている。
マタロウはやっと立ち上がると…
「ちょっとキミ！いきなりぶつかってきて、ひどいじゃないかっ！」
と、怒鳴り散らす。
するとそこに…
「ジンペーイっ！」
Aが多少息を切らしつつ、こちらに走ってくる。
「おっ、A！こっちこっちー！」
やけに嬉しそうに手を振るジンペイ。
Aがこちらに走ってくるのを、マタロウは息をするのも忘れて見ていた。
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純白の翼ことさくらもち - うーーん、次の話のところの字が見づらいです…でも、めっちゃおもしろろいので応援してます！！ (2020年11月3日 14時) (
レス) id: 89c1acd712 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - とっても楽しみにしています。 (2020年7月11日 21時) (レス) id: 2c5109f76b (このIDを非表示/違反報告)
ふぅわ(プロフ) - 初めまして！ふぅわと申します！ 凄くいい作品ですね！尊敬します！！ もしよかったら、こちらの作品には到底及ばず、まだまだなんですが、私の作品も見てくださると嬉しいです！ ずっと尊敬し続けます！！！(><) (2020年4月20日 15時) (レス) id: 179d3b1197 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 続編楽しみにしてます！ (2020年2月1日 19時) (レス) id: 8fbce785a8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ミアさん» 全然返信できず申し訳ありません！いつもコメント本当にありがとうございます！…はい！アニメ超面白かったですね！「ゲスノート」はまだ見てなくて録画見るんですけど、昨日のアニメは見ました！確かに活躍してたし、ハッピーエンドで良かったです！ (2020年2月1日 17時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒメアミ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HIMEHP/
作成日時：2019年12月23日 18時
