21,ジンペイはジンペイ！ ページ25
一方。
3人の戦いの一部始終を見ていたえんら先生は、妖しく微笑むと呟いた。
「ふふふ…第一関門突破…」
先生は、バッグからファーのキーホルダーを外すと、近くのゴミ箱に捨てた。
どうやら、バケーラが先生を襲ったのは偶然では無さそうだ。
一体どういうつもりなのか…
そしてまたまた一方。
目を回していたバケーラは、ようやく起き上がった。
「ぐぬぅ…」
「お、お、お、お前！何で僕につきまとった！？」
完全にビビりつつも、マタロウが何とか口を開く。
「それは、お前に…」
バケーラの言葉を中断させたのはジンペイ。
「ところで〜…」
このタイミングで何を言い出すのか、と全員の注目が彼に集まる。
「…色…なんだが…」
早く終わらせたい、といった感じで切り出すジンペイ。
「……？」
「色…？」
バケーラとAが、同時に首をかしげる。
「だから、先生のパンツは何色だったんだーーっ！？」
「そこーっ！？」
「ジンペイさんのエッチー！！」
全く懲りないジンペイに、精一杯叫ぶマタロウとAだった。
そして、授業が始まる。
バケーラも完璧に倒したし、今日から華やかな学園生活が…送れると思ったマタロウだったが、それは全くの見当外れで…
「気になる…。はぁ…」
マタロウの視線の先には、ジンペイ…に思いっきり取り憑いてるバケーラが！
「はぁ…これじゃほとんど変わってないし…」
もはや諦めたかの様に思いっきり溜め息をつくマタロウ。
一方、ジンペイは、バケーラに関しても授業に関しても「我関せず」を決め込んだのか、授業中だと言うのに呑気に爆睡中。
これは間違いなくAのノート&宿題丸写しコース直行だ。(て言うか小学校ではほぼ毎日そうだったけど)
「オデ、強い奴、好き♪」
バケーラはそう言っては、たまにAにもじゃれついている。
それをスルーしてノートを埋めていくあたり、Aはプロの領域なのだろう。
教壇に立ち授業をしている臼見沢先生が、チラ、とA達の方を見てニヤリと笑った。
(彼らが、妖気使いの生徒達…という訳ですか。おほほほほ…)
この時は、まだ皆知らなかった。
A達がこの学園に入学した事が、人類の存亡をかけた、
大いなる物語のはじまりだということを…。
第２章 22,ヒーローになった猫！？→←夢主の情報まとめたくなった！
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純白の翼ことさくらもち - うーーん、次の話のところの字が見づらいです…でも、めっちゃおもしろろいので応援してます！！ (2020年11月3日 14時) (
レス) id: 89c1acd712 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - とっても楽しみにしています。 (2020年7月11日 21時) (レス) id: 2c5109f76b (このIDを非表示/違反報告)
ふぅわ(プロフ) - 初めまして！ふぅわと申します！ 凄くいい作品ですね！尊敬します！！ もしよかったら、こちらの作品には到底及ばず、まだまだなんですが、私の作品も見てくださると嬉しいです！ ずっと尊敬し続けます！！！(><) (2020年4月20日 15時) (レス) id: 179d3b1197 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 続編楽しみにしてます！ (2020年2月1日 19時) (レス) id: 8fbce785a8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ミアさん» 全然返信できず申し訳ありません！いつもコメント本当にありがとうございます！…はい！アニメ超面白かったですね！「ゲスノート」はまだ見てなくて録画見るんですけど、昨日のアニメは見ました！確かに活躍してたし、ハッピーエンドで良かったです！ (2020年2月1日 17時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒメアミ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HIMEHP/
作成日時：2019年12月23日 18時
