13,完全なセキュリティー？ ページ15
勢い良くドアを開け、中に入ると…
「お帰りなさい、マタロウ君、コマ君、Aさん」
花の世話をしていた臼見沢が声をかけてきた。
「先生、何でここに？」
マタロウが問う。
「私、生徒宿舎の管理人も任されております」
「そうなんですね。よろしくお願いします」
3人で一礼すると、3人は慌ただしく階段を登っていった。
「Aさんは、何から逃げてたの？」
2階に着くやいなや、マタロウが聞く。
「Aちゃんのファン達です！」
「ファン？？」
色々疑問はあるが、取り合えず話を聞いてみる事にしたマタロウ。
「Aちゃんは、Aちゃんの男女問わないファンクラブとか、親衛隊とか、その他諸々の男子達から逃げてたんです！」
「へぇ〜…って、ファンクラブ！？親衛隊！？その他諸々の男子達！？」
つい納得しそうになるが、何とか踏みとどまったマタロウ。
「まだ１日も経ってないのに、急に！？」
「そうなの！よく分からないけど、応援してくる人もいるし、何か先輩達もいるし！意味分からないけど、取り合えず怖いから逃げてたの！途中コマ君とも会ったんだけど…」
まぁ確かに、急に自分を応援する集団が現れたり、男女からラブコールされたら、普通はどんびきする物だ。
(Aさんのファンクラブか…ちょっと入ってみたいかも)
一瞬そう思うマタロウだが、すぐその思いを打ち砕いた。
「とにかく、この宿舎には完全なセキュリティーも施されているみたいだし…簡単には部屋に入って来れないよ！」
コマがAを上手く勇気づける。
「…それもそうね！じゃ、私ここだから…」
「僕はこっちなので！」
分かれ道の所で、3人はそれぞれの部屋に向かった。
Aは広いアンティーク風の部屋に満足しながら、カバンを開けたが…
「ひえぇーっ！！完全なセキュリティーって、どこがぁぁーーーっ！！」
マタロウの悲鳴で、化け猫の再来を悟ったAは、呆れの表情で部屋を整え始めた。
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純白の翼ことさくらもち - うーーん、次の話のところの字が見づらいです…でも、めっちゃおもしろろいので応援してます！！ (2020年11月3日 14時) (
レス) id: 89c1acd712 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - とっても楽しみにしています。 (2020年7月11日 21時) (レス) id: 2c5109f76b (このIDを非表示/違反報告)
ふぅわ(プロフ) - 初めまして！ふぅわと申します！ 凄くいい作品ですね！尊敬します！！ もしよかったら、こちらの作品には到底及ばず、まだまだなんですが、私の作品も見てくださると嬉しいです！ ずっと尊敬し続けます！！！(><) (2020年4月20日 15時) (レス) id: 179d3b1197 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 続編楽しみにしてます！ (2020年2月1日 19時) (レス) id: 8fbce785a8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ミアさん» 全然返信できず申し訳ありません！いつもコメント本当にありがとうございます！…はい！アニメ超面白かったですね！「ゲスノート」はまだ見てなくて録画見るんですけど、昨日のアニメは見ました！確かに活躍してたし、ハッピーエンドで良かったです！ (2020年2月1日 17時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒメアミ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HIMEHP/
作成日時：2019年12月23日 18時
