12,担任は妖しい先生! ページ14
「おはこんばんちわ。
まるで執事か召使いの様に、うやうやしく礼をする臼見沢。
(何か妖しい感じ…気のせいかしら)
Aが抱いた不安は決して間違いでは無かった事は、ゆくゆく身を持って判明していく。
Aがちらっ、と左前を見る。そこではマタロウが化け猫にじゃれられ、動きを取れず慌てていた。
(あんなに人懐っこい怨霊珍しいわね…それに、あんなにはっきり見えちゃうマタロウ君も。この学園何とな〜く妖力まみれって感じなんだけど…ま、人に手を出したらすぐやっつけるから、マタロウ君安心してね!)
Aがマタロウの方向に、親指を立てるグッジョブサインを送るが、パニック中のマタロウには届かなかった。
「初日から、何でこんな目にあうんだよ…何なんだよ、アレは…」
学生の自由時間である放課後。
マタロウはあの化け猫に見つからない為なのか、俊敏な動きで物陰から物陰に移動し、辺りをこまめに見回し…
まるで命でも狙われてるかの様な怯えっぷりを見せつつ、何とか生徒宿舎に到着。
「ここが生徒宿舎か。憧れの1人暮らし!くーっ、あがるーっ!」
マタロウが1人であがっていると、向こうからコマとAの姿が。
「マタロウくーんっ!」
「おーいっ」
「Aさんが僕を呼んでこっちに走って来てる…きゃ〜っ」
完っ全に目をハートにするマタロウ。何とか正気に戻る。
「2人共!」
「しっ、見つかっちゃうから静かに!まず、中入りましょう!わー、素敵な洋館ね!流石超エリート校!」
夢見る乙女、と言う表現が正しいAの様子に、マタロウは一瞬デレッとなるが、すぐ聞いた。
「見つかる?誰に?」
「説明は後でします!とにかく今は中に入りましょう!」
「う、うん!」
コマに急かされ、3人は宿舎の中に入った。
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純白の翼ことさくらもち - うーーん、次の話のところの字が見づらいです…でも、めっちゃおもしろろいので応援してます!! (2020年11月3日 14時) (レス) id: 89c1acd712 (このIDを非表示/違反報告)
みみ - とっても楽しみにしています。 (2020年7月11日 21時) (レス) id: 2c5109f76b (このIDを非表示/違反報告)
ふぅわ(プロフ) - 初めまして!ふぅわと申します! 凄くいい作品ですね!尊敬します!! もしよかったら、こちらの作品には到底及ばず、まだまだなんですが、私の作品も見てくださると嬉しいです! ずっと尊敬し続けます!!!(><) (2020年4月20日 15時) (レス) id: 179d3b1197 (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 続編楽しみにしてます! (2020年2月1日 19時) (レス) id: 8fbce785a8 (このIDを非表示/違反報告)
ヒメアミ(プロフ) - ミアさん» 全然返信できず申し訳ありません!いつもコメント本当にありがとうございます!…はい!アニメ超面白かったですね!「ゲスノート」はまだ見てなくて録画見るんですけど、昨日のアニメは見ました!確かに活躍してたし、ハッピーエンドで良かったです! (2020年2月1日 17時) (レス) id: fb659ead07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヒメアミ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HIMEHP/
作成日時:2019年12月23日 18時