このツンデレは轟くんの溺愛対象である〈轟焦凍〉 (ページ9)

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猫51匹ページ9

｢2人を助けた!?｣

｢バカっ人質とったんだ!｣

｢躊躇なく人を殺しやがったぜ｣

｢いいから戦闘態勢取れ、取り敢えず｣

そこへ、エンデヴァーとストッグがやってきた｡

｢ここに敵が来たはずだが?｣

｢あちらはもう?｣

｢多少手荒になったが終わった。｣

『い、たいんだけど…』

｢エンデヴァー｣

｢ヒーロー殺し!!｣

｢偽物ォォ…正さねば誰がかチニソマラネバヒーローを取り戻さねばァ…コイ来てみろ、偽物ドモメェオレヲコロシテイイノハ本物のヒーローオールマイトだけだァァァ────…｣

｢気を…気を失っている｣

『はぁ、はぁ……』

この時、誰も血なんか舐められては無かった。なのに、誰も動くことが出来なかった。

その後、私達は病院へと運ばた。処置を受けて私は丸一日眠っていたらしい。
ものすごく心配された。焦凍とか酷かった。
今はもう焦凍達と同じ病室だ。

｢冷静に考えるとすごいことしちゃったね。僕達｡｣

｢そうだな。｣

｢あんな最後見せられたら生きてるのが奇跡に思えちゃうね。｣

『ホントだね｡』

｢この足、多分殺そうと思えば殺せたはずなんだ｡｣

｢あぁ、俺らはあからさまに生かされた。あんだけ殺意向けられてなお立ち向かったお前はすげぇよ｡｣

『私も途中で殺されかけたけどね。』

｢悪かった、守れなくて…｣

『ホント、なんの為に彼氏やってんだか？』

｢犬猫さん、ちょっと!｣

『だからさ、今度のデート代、奢ってよ。いっぱい食べ歩きしたいんだから!!』

｢っ！あぁ、そんなんでいいんだったらいくらでも奢るよ。｣

『ありがと｡』

｢おー、起きてるな、けが人共｡｣

｢グラントリノ!｣

｢マニュアルさん｡｣

｢小僧、お前にはすごいグチグチ言いたい。か、その前に来客だぜ｣

｢え？｣

そこへ入ってきたのは…

｢警察署署長の面構犬嗣さんだ。｣

グラントリノさんの紹介を聞き立ち上がろうとするが立ちにくいため焦凍が駆け寄ってきてくれる。

｢ごめん、ありがと｣

｢気にすんな｣

｢あぁ、掛けたままで結構だ。｣

そう言われベットに腰をかける。

｢君達がヒーロー殺しを捕まえた雄英生徒だワンか？｣

｢はい。｣

｢逮捕したヒーロー殺しでやけどに骨折となかなか重症で現在厳戒態勢で治療中だワン｡｣

『っ！』

｢雄英生徒なら分かっていると思うが頂上霊明期警察は盗撮と規格を重要視し個性を部に用要らないこととした｡そしてヒーローはその穴を埋める形として出来た職業だワン｣