9.honey ページ9
《you》
信じてるんだ、なんて。
そんなこと言われたら。
ほら。
脱衣所の鏡に映る私の顔は真っ赤になっている。
A「よしっ」
両頬を両手で叩く。
覚悟を決めてドライヤー片手にリビングに戻ったら、
GI「あ、A、えっと、あの、ごめんっっ」
わたわたとするゴニルがなんだか可哀想になってきた。
元はと言えば完全な私の誤解だし。
除隊のその日にこんな目にあって。
でも、誤解させる方も悪いよね。
A「ん。」
私はドライヤーとブラシをゴニルに押し付けて、ソファに座る。
目の端に、ニヤニヤするオッパとオンニが映った。
ゴニルは
GI「あ、うん、コンセント、コンセント、」
なんて、わたわたし続けながら、それでもどうにかドライヤーの電源を入れると、私の後ろに立って髪を乾かし始めた。
ブォーと鳴る音に紛れて、一応、
A「ごめん」
なんて言ってみる。
そうしたら、優しくて大きな手が、ポンポンッて。
GI「俺も、ごめん」
やっぱりドライヤーの音にかき消されそうな声で、ゴニルが言う。
お互い素直じゃない。
でも、まぁ、そんなの、お互いよくわかってもいる。
A「…スタジオ、押さえてあるの？」
GI「いや、まだ。事務所にも相談しないと」
A「ふふっ。普通そっちが先」
GI「そうなんだけど、思いついちゃったんだもん」
A「私の顔見たら？」
GI「うん、Aの顔見たら、絶対Aに撮ってもらわないと後悔するって、思っちゃったんだ」
A「馬鹿だねぇ」
GI「だねぇ」
ドライヤーの風が、だいぶ乾いた私の髪を揺らす。
A「でも、まぁ、まずは、帰ってオンマたちとご飯食べなきゃね」
GI「うん、Aのチゲ、味見しかできてない。美味しかったから早く食べたい。…けど、」
A「けど？」
GI「帰ったら、もう一度、お風呂入ってくれない？」
A「え？なんで？」
GI「だって、これ、うちの匂いじゃないんだもん…」
ドライヤーを切ったゴニルが、私の髪に鼻を埋めながら拗ねたように言った。
A「馬鹿だねぇ」
GI「うん、馬鹿なんだよ」
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hime(プロフ) - 鈴さん» いつもお立ち寄り&コメントありがとうございます(^ ^)なかなか更新できずにいますが、ソンモくんが帰ってきたら妄想もスピードも倍増したいです！またお立ち寄りください(*^o^*) (2018年4月15日 1時) (
レス) id: 674f15895d (このIDを非表示/違反報告)
hime(プロフ) - みさきちさん» コメントありがとうございます(^ ^)お返事遅くなってごめんなさい…(>_<)ファンだなんて恥ずかしいですけど嬉しいです！かなりペースが遅くなっていますが、頑張ります！ (2018年4月15日 1時) (レス) id: 674f15895d (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 楽しく読みました…有り難うございました♪☆達の彼女達も仲良しで良いな〜それぞれのペア会話も面白くて…。6人の話を待たせて下さいませ…。 (2018年4月8日 22時) (レス) id: bcaee24547 (このIDを非表示/違反報告)
みさきち(プロフ) - 突然すみません…毎回楽しく読ませてもらってるファン読者です、完成お疲れ様でした！次回作の超新星6人のお話も楽しみにしていますので、体調など気をつけてhimeさんのペースで執筆グァンばって下さい！いつも素敵な作品ありがとうございます♪リピ読みしまくりです♪ (2018年4月8日 9時) (レス) id: ff9a58fc68 (このIDを非表示/違反報告)
hime(プロフ) - poppyさん» いつもお立ち寄りありがとうございます(^ ^)なかなか更新できずにいましたが、バレンタインがどんどん遠のくので、気合いで更新しました（笑）。また少しずつでも更新したいと思っているので、遊びにいらしてくださいね！ (2018年4月5日 1時) (レス) id: 674f15895d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hime | 作成日時：2018年2月13日 1時
