6.darling ページ6
《Geonil》
疲弊しきって久しぶりの我が家に辿り着いてみれば、
母「何やってんの？馬鹿なの？」
父「…それが兵役も終わった男のやることか」
俺と一緒に帰宅するとばかり思っていたAの不在に、両親はひどく怒った。
つくづく、この人たちはAが大好きだ。
下手したら俺よりAの方が可愛いんじゃないかと思わせるほどに。
GI「俺だって、何やってんのかわかんねぇよ」
拗ねた気分になりながら、キッチンに戻っていくオンマの後ろをのろのろとくっついて行くと、いい匂いがする。
本当は今頃、家で両親とAと一緒にのんびり夕飯を食べている予定だったのに。
GI「……このチゲ、うまそう」
何とも言い難い居心地の悪さを誤魔化すように、スプーンを手にして温められた鍋の中のチゲを掬うと、
母「それ、Aが作ったんだからね」
溜息交じりに言われて、言葉に詰まった。
余計、居心地が悪くなる。
それでも、掬ってしまったチゲを口に運んだら、
GI「うま…」
出しがちゃんととってあって、うまい。
母「何日も前からソワソワして、「ねぇオンマ、イルはなんのチゲが食べたいかな？」「ねぇオンマ、どっちのシーツがいいと思う？」って、頭の中あなたで一杯だったっていうのに」
そんなの、言われなくたって妄想したよ。
きっと、すごく、楽しみにしていてくれているんだろうなって。
GI「…着替えてくる」
情けないな、俺。
何で怒ったのか全然わからないし、どこへ行ったのかも検討もつかない。
身に付けたままの軍服があまりにも不釣り合いで。
自室を開けたら。
綺麗に片付けられた部屋。
壁に掲げられた、俺の大好きなAの写真。
その中では、俺もAも幸せそうに笑っている。
Aが悩んで選んだというシーツは俺が見たことのない紺地で、うちの洗剤の匂いがするのにパリッとしている。
買いに行ったのかな？それで、洗って、糊がけして、アイロンしてくれたのかな？
なぁ、謝るよ。
何をやらかしたかわからないけど、謝るからさ。
どこに行ったんだよ、honey。
途方に暮れてベッドに座り込んだら、ポケットの中でスマホが震えた。
取り出してみると、ヒョンとヌナからのメッセージだ。
由香子A、うちに来てるよ?
YH早く迎えに来ないと、お前ソンジェにぶっ殺されるよ
俺は急いで着替えて、家を飛び出した。
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hime(プロフ) - 鈴さん» いつもお立ち寄り&コメントありがとうございます(^ ^)なかなか更新できずにいますが、ソンモくんが帰ってきたら妄想もスピードも倍増したいです！またお立ち寄りください(*^o^*) (2018年4月15日 1時) (
レス) id: 674f15895d (このIDを非表示/違反報告)
hime(プロフ) - みさきちさん» コメントありがとうございます(^ ^)お返事遅くなってごめんなさい…(>_<)ファンだなんて恥ずかしいですけど嬉しいです！かなりペースが遅くなっていますが、頑張ります！ (2018年4月15日 1時) (レス) id: 674f15895d (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 楽しく読みました…有り難うございました♪☆達の彼女達も仲良しで良いな〜それぞれのペア会話も面白くて…。6人の話を待たせて下さいませ…。 (2018年4月8日 22時) (レス) id: bcaee24547 (このIDを非表示/違反報告)
みさきち(プロフ) - 突然すみません…毎回楽しく読ませてもらってるファン読者です、完成お疲れ様でした！次回作の超新星6人のお話も楽しみにしていますので、体調など気をつけてhimeさんのペースで執筆グァンばって下さい！いつも素敵な作品ありがとうございます♪リピ読みしまくりです♪ (2018年4月8日 9時) (レス) id: ff9a58fc68 (このIDを非表示/違反報告)
hime(プロフ) - poppyさん» いつもお立ち寄りありがとうございます(^ ^)なかなか更新できずにいましたが、バレンタインがどんどん遠のくので、気合いで更新しました（笑）。また少しずつでも更新したいと思っているので、遊びにいらしてくださいね！ (2018年4月5日 1時) (レス) id: 674f15895d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hime | 作成日時：2018年2月13日 1時
