Luv 10 you ページ10
《stylist》
呼ばれて顔を上げたら、グァンスがこちらに歩いてくるところだった。
あ、格好いい。
別に制服フェチじゃないけれど。
この制服は駄目だ。
格好よすぎてキュンとする。
ただ歩いてくるだけなのに。
時折、街路樹の葉が影になって、また光に当たって。
その陰影でさえ、まるで絵のように見える。
そんな私の内心なんて知りもしないで、グァンスは目の前まで来ると私を引き上げて、
ギュッ
抱きしめた。
こういうところは相変わらずワンコっぽいのに。
この制服で舞台に立った？
汗の匂いと制服独特の匂いとグァンス自身の匂いが混じり合って、たまらなく男っぽい。
KS「A」
そんな力強く抱きしめて呼び捨てとか、狡すぎる。
いつからだろう。
グァンスは年下の可愛いワンコで、私はいつもどこかで年齢を気にして。
ヌナっぽく振舞わなきゃなんて思っていたのに。
いつの間にか。
寄り掛りたくなるくらい頼もしくなっていた。
だから、その制服の背中に腕を回してしまう。
A「会いたかった」
本音までポロリと零れ落ちる。
そうしたらもっともっときつく抱きしめられて。
KS「うん、俺も会いたかった」
泣かない。
泣かないけど。
A「淋しかった」
言ったて困らせるだけのことを言ってしまう。
KS「うん、俺も淋しかった」
いつの間に、こんなに包容力のある男になったの？
そっと腕を解いて、
KS「だから心配させんな」
屈んで覗き込んでくるその瞳も。
狡い。
こんなことされたら、私は何度でも惚れ直してしまう。
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hime(プロフ) - 鈴さん» 早速覗きにきてくれてありがとうございます^_^グァンくんはきっと一生ヌナに振り回されるんですよ（笑）くだけた感じで最後はほっこりしたお話にしたいなぁと思ってます♪ (2017年4月23日 9時) (
レス) id: ddedc4cb17 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - クダケタ感じで好きです…彼女達を’sで表すのも良いな〜！って思いました。やっぱり大変なんですね…電話後のグァン君は集中に欠けたかな〜！小笑。 (2017年4月23日 7時) (レス) id: bcaee24547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hime | 作成日時：2017年4月23日 1時
