Luv 4 you ページ4
《stylist》
彼氏ズは常々、私たちの結束力は脅威だと言う。
けれど、こっちに言わせれば彼氏ズのネットワークも半端じゃない。
グァンスの電話をブチ切って１分もすると、瑠璃とアミのスマホが鳴り出した。
SJ's「あー、呑み過ぎって怒られるかなぁ…」
ソンジェのお姫様の瑠璃は少し困った顔をしてスマホを親指と人差し指で摘んで振り、
SM's「自分たちだってお酒呑むくせに」
ソンモのアミは不機嫌そうにスマホをつついた。
着信音は簡単には鳴り止まない。
彼らは揃いも揃って、
SM's「しつこい」
YH's/GI's/JH's「「「だよね」」」
もちろんうちのワンコも例外じゃなく、全員が全員、異様に心配性でしつこい。
瑠璃とアミは顔を見合わせて、スピーカー設定で通話をタップした。
SM「ヤー、アミ！！」
SJ「ヤー、瑠璃！！」
響き渡るソンモとソンジェの怒声に、
由香子「さすがボーカル。ハモってるね…」
由香子オンニが呑気に呟いた。
SJ「どこの店？」
SM「どこの店？」
第二声も見事にユニゾンで、
GI's「ぶっ…くくく」
ハンナが耐え切れなくなって笑う。
SJ「ハンナ、ゴニルに言うからな」
ソンジェは電話越しでもわかるくらい怒っていて、
SM「一番酔ってないの、誰？」
ソンモは早々に心配モードだ。
YH's「うーん、私かなぁ」
由香子オンニが答えたら、
SM「ヌナ、ヌナはヌナなんだからこんなになる前にどうにかしてよ」
溜息混じりだ。
私は焼酎のグラスを口に運びながら、
明日も役所勤務だろうに苦労人だなぁ
なんてアルコールでたぷたぷの脳みそでぼんやりと思う。
けど、いいなぁ。アミが会いたい時には駆けつけるんだろうなぁ。
うちのワンコは。
私がこんなに酔っ払ったって来てはくれない。
電話だって通じない。
京畿道は近いけど、果てしなく遠い。
由香子オンニから場所を聞き出して迎えに来ることになったらしい会話を聞きながら、私は
A馬鹿
A馬鹿馬鹿
A馬鹿馬鹿馬鹿
連投するけれど。
このメッセージがいつ既読になるのかすら、わからない。
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hime(プロフ) - 鈴さん» 早速覗きにきてくれてありがとうございます^_^グァンくんはきっと一生ヌナに振り回されるんですよ（笑）くだけた感じで最後はほっこりしたお話にしたいなぁと思ってます♪ (2017年4月23日 9時) (
レス) id: ddedc4cb17 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - クダケタ感じで好きです…彼女達を’sで表すのも良いな〜！って思いました。やっぱり大変なんですね…電話後のグァン君は集中に欠けたかな〜！小笑。 (2017年4月23日 7時) (レス) id: bcaee24547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hime | 作成日時：2017年4月23日 1時
