Luv 12 you ページ12
《stylist》
あぁ、この人本当に心配したんだと思ったら、なんだか申し訳なくなった。
けれど、彼女ズは今や掛け替えのない存在だ。
アイドルと付き合っているからこそのあるある話なんて出来る相手はそういない。
本当の姉妹みたいに大切な人々。
大体、ハタチそこそこで兵役に就くのが主流のこの国で、この歳で彼氏の兵役話なんて、誰とするんだか。
そう言ったら、グァンスは.
KS「ククク」
彼独特の、押し殺したような笑い方をした。
KS「それにしても、どうして？」
A「何が？」
KS「俺の家族を誘ったんだろ？」
A「あー…」
それね。
グァンスの家族とは、別に気まずい仲じゃない。
ただ、胸の内を開かせるほどは親しくないだけ。
けれど。
A「ハンナが……」
ゴニルのhoneyはゴニルの家族と住んでいて、私よりずっと彼氏の家族と信頼関係が築かれている。
KS「ん？ハンナ？」
二日酔いのあの朝のわかめスープと、
A「淋しいって言ったら、ゴニルのオモニがギューッて抱きしめてくれてたんだよね」
KS「あぁ、あそこは二人が付き合う前からの関係だから」
そうなんだけれど。
それが羨ましくて。
A「子作りするんでしょ？」
KS「は？え？あ？」
あ、今ちょっとワタワタしている。
表に出さないようにしながらも微妙に動揺が漏れちゃうあたりが、ワンコだ。
A「うちの実家、遠いもん」
何かの時に、緊急事態ではなくても。
ただ淋しい、それだけでも、グァンスを大切にしている人たちを頼れたら。
誰かに抱きしめてもらえたら。
KS「え？……あー…」
それを口に出さなくても、賢いワンコはわかってくれる。
KS「言っておく」
A「何を？」
KS「俺の可愛い可愛い歳上の彼女は淋しがり屋だから、構ってやってって」
A「そんな言い方したら変に誤解される」
グァンスは空を見上げて、
KS「大丈夫だよ。あの人たち、俺の仕事が浮き沈みあるのも不規則なのも不在がちなのも、よーくわかってるから」
言って、またクククと笑った。
KS「それにAヌナは知れば知るほど味が出てくるタイプだしね」
A「人をスルメみたいに…」
繋いだ手を放り出そうとしたら、ギュッと握られた。
KS「だってそうだろ？俺、今日もまた惚れ直したし」
グァンスの自由な方の手が、私の頭を撫でた。
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hime(プロフ) - 鈴さん» 早速覗きにきてくれてありがとうございます^_^グァンくんはきっと一生ヌナに振り回されるんですよ（笑）くだけた感じで最後はほっこりしたお話にしたいなぁと思ってます♪ (2017年4月23日 9時) (
レス) id: ddedc4cb17 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - クダケタ感じで好きです…彼女達を’sで表すのも良いな〜！って思いました。やっぱり大変なんですね…電話後のグァン君は集中に欠けたかな〜！小笑。 (2017年4月23日 7時) (レス) id: bcaee24547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：hime | 作成日時：2017年4月23日 1時
