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返事をする代わりにグラスのお酒を勢いよく流し込んだ
青「望、飲み過ぎ。もうやめときや」
横から伸びた流星の手にグラスを取られた
青「飲み過ぎんって言ってたやろ」
「…わかってるし…」
ため息混じりに止めてくれた流星に
少しだけ冷静さを取り戻すと
一気に流し込んだアルコールが回りだした
「…ぅっ、気持ち、悪い…」
緑「のんちゃん大丈夫？トイレ行こ！」
最悪や、またやってしまった
久しぶりの集まりの雰囲気壊して
あんなに飲み過ぎんって約束したのに
悪酔いして結局みんなに迷惑かけてる
「神ちゃん、ごめんな…」
緑「ん？あぁ飲み過ぎた事？別に気にせんでええのに、みんなと飲むの久しぶりやから楽しかったもんな！」
"俺も久々すぎてちょっと飲み過ぎたわ 笑"って
笑いながら蹲る俺の背中を優しく摩ってくれた。
「いや、そう…やねんけど…」
雰囲気悪くしてもうたから
なんて言ったらきっとはまちゃんへの気持ちとか
バレてしまいそうでそれだけは言えんかった
それからの記憶は曖昧で、あの後すぐに解散になった飲み会から
どうやって帰ったんか目覚めた時には自分の部屋のベットで
全部夢やったらええのになんて願いも
起き上がった身体に響く頭の痛さに現実を突きつけられた
少し湿った枕に違和感を感じて
触った頬はいつの間にか涙の跡があった
変な時間に目が覚めてしまい
水でも飲もうとリビングの扉に手をかけた
「え、流星？」
青「ああ、望、起きたん？」
リビングのソファに腰掛けてスマホを眺める流星の後ろ姿
「え、なんで？」
青「なんでって望、酔っ払ってたやん」
「もしかして流星が送ってくれたん？」
青「おん、でも望寝てたし鍵開けたまま帰るん危ないからソファ借りてた」
俺の事起こさんようにテレビつけんと
電気も間接照明だけにしてくれてたんや
こんな時間まで、流星も明日仕事やのに
「ごめん、流星にも迷惑かけて…」
青「別に気にせんでええよ、どうせ仕事昼からやし家帰っても多分まだ寝てないし」
「そっか、ありがとう」
本心なんか俺を気遣ってそう言ってくれたんか
そんな流星の言葉に少し気分が軽くなった
青「�陲舛磴鹵�も心配しとったで」
「…うわ、ほんまや、LINEまでくれてる」
はまちゃんって聞くとドキリとする胸に
平然を装うように返事する
「あ、流星もう遅いし泊まってって」
青「…！」
「スウェットは、俺のでいいやんな？後は…」
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作者名：さゆ | 作成日時：2024年1月8日 17時
