デート4 ページ35
Aside.
風磨くんがくれたプレゼントは、さっき私が心の中で買おうか迷っていたイヤリング。
「え、ほんとにいいんですか???」
風「俺からのホワイトデーだから。」
本当に嬉しい。
「嬉しすぎます!! 今つけます!!! 」
と言って鏡を出そうとすると、
風「つけてあげよっか。」
って。
「そんな、滅相も無いです!!」
風「いいよ、ほら、貸して。」
断る余地を与えずに隣に座られて、髪を耳にかけられる。
風磨くんに触られる髪や耳はくすぐったい感覚で、恥ずかしくて、体温が上昇する。
風「耳まで真っ赤。恥ずかし?笑」
そんな風に意地悪に言われるけど、言い返せないほどドキドキしてる。
風「はい、できた!! すげ可愛い、似合ってる。」
鏡を見れば、本当に自分好みの使いやすい可愛いイヤリング。
「大事にします!!! ほんとにありがとうございます!!!」
風磨くん、最高の1日をありがとう。
…
家に帰って感謝のLINEしてソファにダイブする。
感性が近いっていう居心地の良さと安心感を感じたり、風磨くんの意地悪にドキドキしたり。
風磨くんが、好き。
もう好きという言葉では表せないくらい風磨くんにハマっていた。
恋しちゃったら止まれない、と思って恋だと認めていなかったけど、多分今までも好きだった。
でも今日、その好きが認めざるを得ないほど、むしろ側から見てもわかるほど溢れてしまった。
風磨くんは私のことどう思ってくれているのかな。
風磨side.
家に帰ってシャワーを浴びながらデートのことを考える。
Aちゃんはすごくニコニコしてくれて、本当に楽しそうに、嬉しそうにしてくれた。
その屈託のなさ、居心地の良さに、やっぱり好きだ、と自覚する。
デート中も、好きと可愛いが積もりすぎて困っていた。
素直に伝えることは照れるはずなのに、可愛いとか口をついて出るし、もう心の声がダダ漏れしていた。
Aちゃんのこと、たくさん知れて良かったな。
俺のことも知ってもらえたし。
自然と、もっと距離を縮めなきゃとかいう焦りは生まれて来ず、ゆっくりこの恋を進めて行きたいと思えた。
Aちゃんは俺のことどう思ってるのかな。
俺のこと好きになってくれたらいいな。
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作成日時:2018年2月25日 12時