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ちょ、美味しそうって…? ページ8

「ふ…ん……ん…あ…っ?」

目を開けると、見たことの無い天井。

ここ…どこ?


そら「あ?起きた?
悪い子のお姉ちゃん?Aちゃん。ふふっw」

「ひあっ!」


不意に耳元で囁かれ体を直角に起き上がる。


「いっ…た…」


そら「あー“チカラ”がちょっと強かったかな?」

「チカラ…?」

そら「そう。クリスマスにだけ使える俺らの必殺技…?w」


なんかよく分からないけれど、その“チカラ”とやらのせいで頭が痛いのだろう。


そら「よいしょ、スッ」

そらるさんの指が私の額にふれる。

氷のように冷たいその指に触れられ、頭の痛みが納まってゆく。


そら「それにしても…女の子が自分から攫ってくださいとは感心しないな。」

「べ、別に自分からじゃ。それにそらるさんには関係ないです。」

そら「関係ない訳ないっしょ。
ここには俺とまふ以外誰も来ないんだよ?好きなことやりほーだいw」


ゾッ


背中に悪寒が走る。


そら「ねぇ?」


そらるさんが手を私の方に伸ばす。

私は反射的にベットから降り、ドアの方へ走った。

…と思ったんだけど?

なんで移動してないの…?


「キャッ」

気づくと私はそらるさんの足の間にいた。


そら「もー…。逃げられないってば。
今更わかった?」

そう言うと私の首元に顔をうずめる。


「ひぃゃあっ」

そら「声とか出して…
どーなってもそらるさんもう知らないよ?ペロッ」

「ひゃああっ」



ガラッ


まふ「何やってんですかそらるさん!」

そら「あーあ。邪魔者が来ちゃった。」

まふ「もうほんとにそらるさんは!だから言ったじゃないですか。女の子だとそらるさんダメっぽ「黙ろうか」
はい。」



まふ「それにしても……Aちゃんって結構美味しそうだよねペロ」

「ひっ」

そら「だよねー、今ちょっと頂いたけど美味しかったよ?」

まふ「え、そらるさんだけずるい!」


まふさんが私の方に手を伸ばす。


「え、誰か助け…」

救世主だと思ったら普通に違った。→←攫わないで!



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設定タグ:AftertheRain , そらる , まふまふ   
作品ジャンル:恋愛
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いちご大福(プロフ) - 今年、悪い子で過ごしたから、会えっかな……(白目) (2020年12月14日 0時) (レス) id: 52451fab77 (このIDを非表示/違反報告)
ラムネ - 今、2020? (2020年3月22日 18時) (レス) id: 5223b3382d (このIDを非表示/違反報告)
てぃーサク(プロフ) - あとちょっとおおおおおおお!!!!!!!!!!!! (2019年12月22日 10時) (レス) id: 48918820b7 (このIDを非表示/違反報告)
\(^o^)/ - おおおおお( ゚д゚)ほぼ今月じゃあああああああ!!!!! (2019年11月29日 21時) (レス) id: 2500b8fb94 (このIDを非表示/違反報告)
雨雲さん(プロフ) - すごい今更ですけど、あと二ヶ月後楽しみにしています! (2019年10月10日 19時) (レス) id: 40bbedfca4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:聖夜 | 作成日時:2018年12月23日 17時

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