Beautiful Butterfly 〈F.K〉

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家に帰ってお風呂に入ろうとしたら、自分の手の文字に気づいた。





『あ、連絡しなきゃ！』




急いで携帯を開いて番号を入力した。



〈ん....もしもし？〉


電話の向こうには耳をくすぐる彼の声が聞こえる。



『あ、もしもし、Aです！菊池さんで間違いないですか？』




〈Aちゃん〜！やっと連絡くれたね笑こないだも待ってたんだけどなぁ。〉



『その説はほんとにごめんなさい、、』




まぁいいよ、そう言って菊池さんとは他愛のない話をしていた。




するといきなり



〈Aちゃんさ、苗字で呼ぶの堅苦しくない？名前で呼んでよ。〉




『んぇ？！な、名前ですか？』



〈そ、ほら言ってみ？風磨って。〉



『いやいや！無理ですって！！』




〈リピートアフターミー。ふーま！〉




『え、ふ、ふーま、、くん、』




〈よくできました。〉





耳をくすぐる甘い声に体温がどんどん上昇した。

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