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6話 ページ7

*


「凄いなぁ……」


今、私はロンドンのセントポール大聖堂の中にいる。


アーサーが連合の会議で家を出ていった後、すぐに朝食を食べてここに来たのだ。


勿論朝食は自分で作って食べた……なんてなるわけもなく、アーサーが気を利かせて作ってくれたスコーンに砂糖をまぶして頂いた。


流石にあのままでは食べたくないしね。


「それにしても綺麗な装飾品。流石イギリス……」


きらびやかな天井を見つめて、そう呟く私。


すると後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。


ふと、振り返ってみる。


「You確か……、A的な?」


そこにいたのは黒髪に、真っ赤なチャイナ服を着た香がいた。


「え、え?何でここに香が?」


突然の事態に驚く私。


香はニコッと笑っている。


「実は俺の国では長い休日的な感じで−。久々にイギリスにでもいこっかなーと思っちゃった的な」


香は頬を人差し指でかき、そう言った。


「Aはどうして?」


「実はイギリスに来たの2年前でさ、来たばっかだからあまり慣れてなくて……。暇だったし、それもかねて、かな?まぁ、暇つぶし目的が大きいけど」


「ふぅん」


と、手を顎において言う香。


何考えてるんだろ。


そう思った瞬間、香は「よし」っと何かを決めたように言った。


「そんだったら俺が観光案内してやるよ!Aより100年間長くいたんだし、十分ここらへんのこと知ってる的な!暇つぶし相手にはマジ最適じゃね?」


胸にバンッと手をあてて、得意そうにそう言い放つ。


「え、いいの?」


驚きながらそう言う私を軽く受け流し、香は「Let's Go」と言いながら私の手を引っ張った。

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RIRI(プロフ) - やぎさん» コメントありがとうございます!まさか、そんな言葉をいただけるなんて(;゚Д゚)嬉しいです (2017年5月6日 11時) (レス) id: 6e77d3ddfb (このIDを非表示/違反報告)
やぎ - すごく素敵です…! (2017年5月6日 11時) (レス) id: de1fb8e27d (このIDを非表示/違反報告)
RIRI(プロフ) - リーザさん» コメントありがとうございます!忙しいですけど頑張って更新していくつもりです(^_^;) (2017年4月25日 23時) (携帯から) (レス) id: 88e56389f9 (このIDを非表示/違反報告)
リーザ(プロフ) - 面白かったです!日常をこんな風に何気なく平和に描けるって素敵ですね!更新応援しております! (2017年4月25日 18時) (レス) id: 8dfcff65f9 (このIDを非表示/違反報告)
RIRI(プロフ) - (`∇´ゞありがとうございます! (2017年4月19日 17時) (携帯から) (レス) id: 88e56389f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:RIRI | 作成日時:2017年4月15日 16時

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