5話 ページ6
その日の朝は、やけに外が静かだった。
普段であれば起きた瞬間、雨音が耳元に響いてくるのだが、その日は何故か違った。
疑問に思い、私はカーテンを開けてみる。すると、
「!……うわぁ」
私はあっけにとられた。
空にはどんよりとした雲が一つもなく、太陽はひょこっと顔を見せている。
私たちが住んでいるイギリスでは稀に見る光景で、ほとんどが雨、雨、雨の毎日。
そうするとこれはレアそのものだ。
「凄い、雨が降ってない……。久々に見た……」
空をじっくり見る。
近所の人たちは、空を見上げながら笑っていた。
笑うほど不思議な光景なのだ。
そんなことをしていると、後ろのドアからコンコンと音がした。
「はい」と返事をすると、ゆっくりとドアが開く。
「朝早くからすまんな。実はさっき連絡入っちまって、急遽会議が今からに変更になったんだ。すまんがよろしく頼むぜ」
そう言ってすぐにドアを閉めるアーサー。
今から。……てことは1日中ずっと暇になるのか。
仕方ないし、外出して時間つぶそっかな?
そんなことを思いリビングに行くと、既にアーサーは家を出ていった後だった。
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RIRI(プロフ) - やぎさん» コメントありがとうございます!まさか、そんな言葉をいただけるなんて(;゚Д゚)嬉しいです (2017年5月6日 11時) (レス) id: 6e77d3ddfb (このIDを非表示/違反報告)
やぎ - すごく素敵です…! (2017年5月6日 11時) (レス) id: de1fb8e27d (このIDを非表示/違反報告)
RIRI(プロフ) - リーザさん» コメントありがとうございます!忙しいですけど頑張って更新していくつもりです(^_^;) (2017年4月25日 23時) (携帯から) (レス) id: 88e56389f9 (このIDを非表示/違反報告)
リーザ(プロフ) - 面白かったです!日常をこんな風に何気なく平和に描けるって素敵ですね!更新応援しております! (2017年4月25日 18時) (レス) id: 8dfcff65f9 (このIDを非表示/違反報告)
RIRI(プロフ) - (`∇´ゞありがとうございます! (2017年4月19日 17時) (携帯から) (レス) id: 88e56389f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:RIRI | 作成日時:2017年4月15日 16時