15話 ページ17
あの後、アーサーと一緒に紅茶を飲んで、久しぶりに他愛ない話をした。
つい最近のアルフレッドの話とか、自分の馬鹿な話とか、
そんな会話。
特に意味はなく駄弁ってたけれど、それはそれで楽しかった。
そんなことをしているとだんだん日が暮れてきてしまった。
アーサーはふと窓の外を見る。
するとアーサーは窓をみながら口を開いた。
「その……よ。お前がいてくれて良かったって、毎日思うんだ」
意外な言葉だった。
私は少し驚く。
言われ慣れてないせいか、気恥ずかしかった。
「い、いきなり何でそれ言うの」
と、私が言うと、アーサーは顔色一つ変えずに、
「お前といると何か毎日がこう……楽しくなるっていうか。今まで1人で過ごしてて、寂しかったっていうか、何ていうか」
アーサーは言い終わると同時に私に視線をうつした。
綺麗な翡翠色の目がまっすぐに私を見つめる。
「その、ありがとう」
……うれしかった。
ここまで見つめられて言われると余計にうれしかった。
゛私こそありがとう"
そうアーサーに言った。
「ありがと。キューガーデン楽しみにしてるよ」
明後日が土曜日。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヘタリア」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RIRI(プロフ) - やぎさん» コメントありがとうございます!まさか、そんな言葉をいただけるなんて(；ﾟДﾟ)嬉しいです (2017年5月6日 11時) (
レス) id: 6e77d3ddfb (このIDを非表示/違反報告)
やぎ - すごく素敵です…！ (2017年5月6日 11時) (レス) id: de1fb8e27d (このIDを非表示/違反報告)
RIRI(プロフ) - リーザさん» コメントありがとうございます！忙しいですけど頑張って更新していくつもりです(^_^;) (2017年4月25日 23時) (携帯から) (レス) id: 88e56389f9 (このIDを非表示/違反報告)
リーザ(プロフ) - 面白かったです！日常をこんな風に何気なく平和に描けるって素敵ですね！更新応援しております！ (2017年4月25日 18時) (レス) id: 8dfcff65f9 (このIDを非表示/違反報告)
RIRI(プロフ) - (｀∇´ゞありがとうございます！ (2017年4月19日 17時) (携帯から) (レス) id: 88e56389f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：RIRI | 作成日時：2017年4月15日 16時
