13話 ページ15
A
そう言われて振り返ってみると、アーサーがティーポットを持ちながら立っていた。
なんだろう。
首をかしげていると、アーサーは
「紅茶飲むか?」
と言った。
「いいの?」
そういう私に対して、アーサーは「あぁ」と満面の笑みで答えた。
やっぱりアーサー可愛いなぁ。
そんなことを思っていると、アーサーはさっさとキッチンに向かった。
……そういや、アーサーに紅茶入れてもらうの久しぶりかもしれない。
最近、私ばっかりやってるからなぁ。
うーん。
「そこらへんに座ってていいぞ」
アーサーの声がキッチンの方からすると、私は近くのソファーに座った。
紅茶の良い香りが漂ってくる。
少しすると、アーサーはカップを持ってきて、机に置いた。
「アールグレイ。最近疲れてるだろうからと思ってさ」
「あぁ、ありがとう。美味しそうだね」
そういうと、アーサーはドヤ顔で「イギリス人の紅茶はうまいからな」と言った。
そんな彼を見ながら私はカップに口をつける。
あ、うまい。
「……なぁ、この前休みのときにどっか行かないかって話しただろ。その、行きたいところとかあったら言ってくれよな」
頬をかく彼。
顔が赤いのは気のせいかな
「うん。私はアーサーの行きたいところでいいよ」
53人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ヘタリア」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
RIRI(プロフ) - やぎさん» コメントありがとうございます!まさか、そんな言葉をいただけるなんて(;゚Д゚)嬉しいです (2017年5月6日 11時) (レス) id: 6e77d3ddfb (このIDを非表示/違反報告)
やぎ - すごく素敵です…! (2017年5月6日 11時) (レス) id: de1fb8e27d (このIDを非表示/違反報告)
RIRI(プロフ) - リーザさん» コメントありがとうございます!忙しいですけど頑張って更新していくつもりです(^_^;) (2017年4月25日 23時) (携帯から) (レス) id: 88e56389f9 (このIDを非表示/違反報告)
リーザ(プロフ) - 面白かったです!日常をこんな風に何気なく平和に描けるって素敵ですね!更新応援しております! (2017年4月25日 18時) (レス) id: 8dfcff65f9 (このIDを非表示/違反報告)
RIRI(プロフ) - (`∇´ゞありがとうございます! (2017年4月19日 17時) (携帯から) (レス) id: 88e56389f9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:RIRI | 作成日時:2017年4月15日 16時