天国に一番近い君。

蝕む影．side長野 ページ17

雲行きが怪しくなって一旦病室へ。









その後、検査があるから俺らは病院を後にした。









坂「長さん、医者になにか言われたんですか？」

長「後で言う。」









今はいえない。









運転中だし、泣いてしまうから・・・









坂「今夜は雨ですかね・・」

長「ドームの俺らには関係ないじゃん」









こいつも勘づいてるはず。









元気付けようと笑う勇人。









その笑顔は男の俺でも惚れてしまうほど・・・俺、ほもじゃないから。









ありがとな。









坂「・・・今日勝ちましょう。」

長「今日も、だ。」

坂「はいっｗｗ」









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病院からドームまで２０分もかからない。









俺は決めた。この２０分間で決めた。









長「勇人、阿部さんに集合頼んどいて。」

坂「りょーかーい。」









雲に全てを言おう。









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長「・・・あ、おそろいで。」

内「長野が呼んだんやろっ」

矢「なにかしたんですか？」

阿「雲ちゃんのこと、だろ・・・？」









さすが阿部さん。









長「はい。今から雲の全てを言います。病名とか、現状とか・・・未来についても。」

阿「うん、分かった。いいかみんな、聞き逃すなよっ」

「「はい。」」

長「雲の病名は、・・・









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