過去。*7 ページ8
―10年前
『パパー、ご飯できたよー』
今日もママはいない。
どーせ、ママは男と遊んでるんだろ
ママはこの家にいたくないらしい。
私だってパパと二人っきりなんてやだよ・・・
パ「A?どうしたんだい、ボーっとしちゃって。」
『ううん、なんで。パパおいし?』
パ「おいしいよ?・・・でも、ママには勝てないね。」
やっぱり今日もか。
私の体には無数の痣がある。
パ「A。あとで来なさい。こんな飯じゃ満足できないからね。」
『・・・はい。』
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『やめてっ、ぱぱっ!! 痛いっ!!」
((殴
パ「君が悪いんだろ? 君さえいなければママといまごろ・・・!!」
((殴
いつもだ。いや、毎日だ。
何回も、何回も殴っては 謝る。
もーどおでも良くなってきた。
パ「もぅ、終わりかい?」
『きゃっ』
あ、またか。 暴力以外にも生理的虐待もやってくる。
まだ、あっち系 には行ってないけど
ベットに押し付けて、深くて、お酒臭くて・・・・
嫌だ、気持ち悪い・・・
パ「・・・ふう。今日はこのぐらいにしとくよ。」
『はぁはぁ、はい・・・・』
男なんて所詮こんなもなんだ。
女の体を求め、自分がよければそれでいい、満足すればそれでいい・・・
もぅ、こんなのこりごりだ。
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『んっ、んー・・・』
あ、夢か。
嫌なことがあったりすると嫌な記憶を見る。
そして、吐き気が襲ってくる。
あー、気持ち悪い。
二日酔いの勢いじゃない。
がちゃ
『誰!!?』
坂「おれ、勇人。入ってええ?」
はやと・・・あ、私・・・まさか・・・
『嫌です。帰ってください。』
坂「・・・わかった。ごめんな。」
どうして、そんな悲しい声で謝るの?謝る気なんて無いのに
長「Aちゃん? 俺ならいい?」
長野さん・・・長野さんならいいか・・・
『・・・はい。』
長「気分はどう? お水持ってきたけど飲む?」
『ありがとうございます』
長「ホントごめんな?勇人。悪気は、『わかってます。』
『悪気はないのはわかってます。でも、あんな・・・・』
長「昔、なんかあった?男と。」
『!!?』
長「あ!!ええよ!! もう、無理しないで。」
『話します。長野さんになら話せます。』
長「・・・・ありがとう。」
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作者名:うさぎ | 作成日時:2013年12月15日 12時