Episode*27 ページ28
『ふぁ〜・・・眠。』
帰ってきたのは4時近く・・・
勇人はなかなか寝させてくれなかったから
結局寝たのは5時頃・・・
今の時刻は7時半___
3時間も寝てないわ・・・
『今日がオフでよかった〜』
最近は時間なんて関係なかったな・・・
勇人と付き合って何日になるんだろ・・・・
誕生日会があった日に告られて、
くそじじぃから電話が来た日は6月31日で
その日は勇人がさよなら打打って、
そんで今日はじめて勇人ん家にきた_______
今月はいろんなことがあったな・・・
”父親も母親も要らないっ!”
親か・・・・そういえば、勇人にはお母さん居ないんだよね・・・
寂しかったのかな・・・そんなわけないか?
だって、勇人は強いんもんね?
勇人ならこの事聞いてくれるよね?
『はやとーおきてー』
坂「んーねむいー・・・」
『今から大事なこと言うからーおきてー』
坂「ん、なに?いってみー」
そんな期待した目で見ないでよ
『よーく聞いて?
私ね、
父親と
縁切るよ。』
坂「は?何それ?」
『だから、父親との縁を切るの。親子じゃなくすの。』
坂「そんぐらいしっとるわ!!・・・でも、なんで?」
『もう、疲れたの。親とか、家族とか・・・・
大切なものを守れない人と親子なんて嫌だし、それに・・・・』
パシっ!!
広い寝室に鋭い音が響き渡った・・・
一瞬何が起こったかわからないぐらい突然だった・・・
坂「なんやねん。親やろ、親ぐらい大事にしろよっ! 縁切るなんてできへんねん。血ぃ繋がってる限りは親子なんねん。どんなにどん底に追いやられても親子は親子やねん。遠くても、見守ってるのが親やねん。それを、簡単に、簡単に、切るなんて・・・・言うな!!!」
こんなに怒った勇人は初めてだ・・・
試合の真剣な顔以上に
悲しみを持った真剣な表情・・・・
『ごめん・・・・でも、』
坂「何?」
ホントは言いたくない
だって、大好きだもん勇人のこと、
坂「はよ言ってや!!」
怒鳴る勇人に私は
だんだん腹が立ってきて・・・
_________
坂「!!!」
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作者名:うさぎ | 作成日時:2013年12月15日 12時