Episode*11 ページ12
You said
あれから2週間。
つらい、精神的にきてる…
長「Aちゃん。大丈夫? 顔悪いけど…」
『大丈夫ですよ、私強いんで。』
そんなの嘘。長野さんの言うとおり。
顔はむくんでるし、荒れてるし。まともに寝てない。
でもここで落ちてはいけない。たとえいたずらだとしても 私は、
長「あのさ、」
『ふぁ?あ、はい。』
やばい、変の声出た。
長「話し合ったほうがいいよ。」
『誰と、です?』
長「坂本と。」
長野さんの顔は真剣だった。まっすぐ私を見て。
深く、奥深く・・・
『…はい。わかりました。』
長「なんかあったら言って。すぐ行くから。」
ありがとう長野さん、でもね、私強いの。
だから、大丈夫。心配してくれてありがとう。
・
・
・
・
『練習終わったら医務室来てください。』
坂「お、おう。」
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『おつかれさまでしたー』
今日も一日終わった。でも、ここからが本番。
緊張してきた…ん、なんで緊張してんの?
だって私、坂本さんのこと嫌いなはずじゃ…
坂「はいるでー?」
きた、
『どうぞー』
がちゃ、
坂「よっ…」
『座っていいですよ、』
つか、話し合うって何?いまさら何を話し合うの?
やばい、考えてなかった…
なんか話さないと、
坂「A…」
『ふぁ、はい。』
坂「緊張せーへんでええよ、あと敬語なしな?」
『う、うん…』
びっくりした、突然話かけてくるし…
坂「なんでここに呼び出したん?」
そうだ、本題に入んないと。
『あの、長野さんから聞いたと思うんですけど… あの時はスミマセンでした。汚い姿を見せてしまって…』
坂「せやから、敬語なしっ!!…俺が悪いんや。無理やりやろうなんて、嫌な過去あるちゅーのに…」
『坂本は悪くないっ 話さなかった私も悪かった。お願い、謝らないで。ねぇ、笑って?』
嫌いなはずなのに、君が笑ってないとすごく気分が悪くなって、君の笑顔が見たくなって…
まさか、私坂本が…好きなの?
坂「…ありがとうA。Aも泣かんで…な?」
『う、うん。』
私泣いてたんだ。 厚い雲が一気に消えて、暖かな日差しが舞い降りてきたみたい。
それが嬉しい。
坂「ほな、明日な。」『うん』
私は、
坂「体にはきぃつけてや。」『うん』
君に
坂「お疲れちゃん、」『うん…///』
惚れた。
『ありがとう』
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作者名:うさぎ | 作成日時:2013年12月15日 12時