いつも二番目の私は。【鬼滅の刃】

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「わぁ！ありがとうございます！」









さすが姉さん。







ここに着いてまだ時間が経ってないというのに


もう両手にたくさんの貰い物を抱えている。





お陰で、









「最近、多くの人が亡くなっているのよね。」




「この前は一家全員。その前は老人だったような。」




「確かこの先の角の家で。」







情報がものすごく集まる。









夜になると




集めた情報の通り、



同じ場所に鬼が現れた。









先程まではいなかったはずの



怪我でぼろぼろな鬼殺隊の隊員が

数名鬼の前で倒れている。








、、、血鬼術で隠されていたのか。









幸い、命を落としている者はいなさそうだ。







まずは、隊員を避難させるのに集中しよう。









上手く影まで運べた隊員の手当てを姉さんに任せて









間合いに入れるように距離を詰める。







が、



「なんで！！！」







私が瞬き一つすると距離が元のように離れる。







これじゃあ斬ることもできない。









「お前も他の奴らと一緒だな。」


「弱い。」





妙に落ち着いた鬼の声。









仕方ない。





俯いて見えづらかった私の目を




鬼に向けた。







「っ！！！ついに認めてくださるのですか！？」









、、、何を言っているの？









いつもと違う反応に



鬼の怯んだ"一瞬"を逃してしまった。







「、、、なんだ。」




鬼舞辻無惨ではないと気づかれたら









もう、私の武器は使えない。

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