いつも二番目の私は。【鬼滅の刃】

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走り、



着いた場所には








すでに鬼の頸が転げ落ちていた。








その少し奥に
おそらくこの鬼を斬ったであろう女の子が一人。






どこかで見たことのある髪飾り、、。




あぁ。




「カナヲさん。」





つい名前を声に出してしまった。





同じ蝶屋敷にいるのに


見たことはあるが接触したことは初めてだ。




私が名前を呼んだと同時に振り返る綺麗な顔。






じーっ




と見つめてくる目。







この人も綺麗な目をしているなぁ。





きっと姉さんみたいな"一番"の人間だろう。









しばらく沈黙が続くと







パチン、









と銅貨を弾く音。







飛ばした銅貨が




表か裏か覗いている様だが



どちらが出たのか、



何のために銅貨を投げたのか分からない。






「、、、鈴音さんの妹よね。」






先程まで開く素振りを見せなかった口が開いた。








「、、はい。」



驚いて声が浮つく。





「鈴音さん。いつもあなたの話をしてる。」




それだけ言うと礼をしてこの場からいなくなった。








姉さん、、、そんなに私の話をしてるのか。




話すことなんて無いだろうに、、。







「あれ。」




一つ、引っかかった。






、、、もしかして






銅貨で行動を決めてる、、？






、、、さっき思ったカナヲさんが






"一番"



の人間だと言うのはもしかしたら違うのかもしれない。






人にはそれぞれあるだろう。








私自身、決めつけられることが一番嫌なのに。





、、、ごめんなさい。

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