いつも二番目の私は。【鬼滅の刃】

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「お世話になりました。」






一晩だけお世話になった

藤の家紋の家の主に頭を下げる。






「北ァ！！北へ迎エ！！」









あれ。




「カイ。それ、何？」





足に丸めた紙の様なものをくくりつけている。



「恋柱カラ文ダァ！！」



甘露寺さん、、？






任務の方向へ足を進めながら文を開く。







「甘味処へ行きましょう、、、？」






あぁ。



そんな様なこと


最終選別の時に言っていたかも。







「今日の任務一つでしょう？」



「アァ。」






終わったら甘露寺さんの屋敷に寄ってみよう。




「鈴音、心配シテタゾ！！」


「無事カッテ何度モ聞カレタ！！！」








、、、そう言えば連絡せずに家に帰らなかったな。





お詫びに、何かお土産を買って帰ろうか。







「ココダァ！！！」






もうすっかり暗くなった街。





ここの鬼は






黒髪の女を狙う。




私にぴったりじゃないか。





「、、、人形。」


「俺の人形！！！！」





気味悪い太く、歪んだ声。





「さようなら。」




頸を斬った。




つもりだった。





「え、、？」



鬼の体に貼り付けられた女の子達。





その一人の髪が代わりに斬れた。



っ危ない。





「俺の人形に触るなぁぁぁ！！！」




暴れ回る鬼。





女の子達を避けながら頸を狙わなくては。









…




少し手こずったが無事に頸を落とすことが出来た。




女の子達は皆んな、息は確かにある。




もう、こんな思いをせずに過ごせます様に。









、、やはり呼吸を持たないと限界はあるな。






窓に映る赤い目だけでは


力不足だ。

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