笑 ページ30
小山side
山田「ーー皆さん全員来てくれたんですね、ありがとうござます。
増田の病室はこちらです。」
9階の特別病棟に入ったオレたちは、山田くんに連れられてまっすーの病室へと向かった。
山田くん…
こんな小さかったっけ
「山田くん…大丈夫？帰れてる？
山田「へ…？あぁ…。はいw今日は帰りますw」
笑いながら言う彼はの表情はくたびれた感じで
立ち止まった先のドアを軽くたたいて開いた
ーガチャ
山田「まっすー、みんな来てくれたよ〜
増田「おー。みんな。久しぶりw
元気？」
入ると、広い室内のベッドの上で雑誌を読んでいるまっすーが笑顔で迎えてくれた
「いやいや、元気？はこっちのセリフだよ…(汗)
どうなの？調子は。
増田「うん。熱はもうないんだけどね、まだメシが食えてないんだよねー。
今は毎日点滴されてる。
手越「そーいえばまた痩せたんじゃないの？
増田「ロケ終わってからジム行くヒマなくて、筋肉も落ちてたからねぇ…。
加藤「そっか…。でも思ったより顔色良さそうだね。
増田「うん、ごめんね？いきなりぶっ倒れちゃって、撮影とかロケ全部でれなくて…。
どーしよ…仕事にだいぶ穴あけちゃったね…
謝りながらまっすーは雑誌から右手を離すと、それを胸元にあてていた
「前の傷、まだ痛む？」
遠回しに聞いてみる
増田「へ？っううんwちょっと痒いだけw」
笑って誤魔化される
木村『要因が何なのかは分からないけど、彼の場合、不安な気持ちになるとあの傷を触るようです。
まずはその不安を取り除くことから始めてみてはいかがでしょうか。
傷を触らなくてもすごせる環境を維持する事を、皆さんで心がけるようにしてください。』
これか…
「そんなこといいよ。
それより、あなたあまり痩せちゃうと衣装作り直しになっちゃうよ？
増田「まじ！？そんなに痩せちゃってる？？
加藤「そうそうw指輪も合わなくなるんじゃない？
増田「えー(泣)オレ半年前から予約してるやつあるんだけど…」
そう言いながら胸から手を離して自分の指をマジマジ見る
手越「買ったら即サイズチェンジだなw
だっせwww
増田「ダサいとか言うなっ
ーーアハハハハwww
相変わらずおもしれー
テゴマスコンビ…w
久しぶりに4人で笑ったな
振り返ると
後ろのほうで山田くんが
笑ってるまっすーを見て少し泣いてた
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作者名：ひまわり | 作成日時：2019年1月8日 0時
