症状 ページ27
木村「はじめまして。
わたくし、ここのセンター長を務める
木村といいます。
高木「はじめまして。ジャニーズ事務所、NEWS担当マネージャーの高木と申します。
今日はすみません、時間を作っていただいて…」
別館のカンファレンス室で木村先輩と名刺を交換しあうマネージャーたち
正面入り口で押し問答しているときに
彼を含むマネージャー3人が後から止めに入ったんだけど
聞くと、事務所から病院に今日行く事を事前に伝えていたらしい。
そこで本来なら裏口の職員玄関から入るところ
何を思ったか正面のパーキングに車を駐車したもんだから、このNEWS3人は堂々と正面から入ろうとしていたそうで…
なるほどね
「悪かったね、いきなり追い出すようなことして。
小山「いえいえっ(汗)こちらこそ場をわきまえずに申し訳ありませんでした」
長身の男性に続いて、他のメンバーも頭を下げてきた
なんだ
みんないーコ達じゃないか
木村「では早速、増田貴久さんのカンファレンスを始めます。」
ーー…
先輩の一声に
場の空気は一瞬で固まった
ー
高木「ーー皮膚を移植…ですか?
木村「はい。彼の胸元の傷は相当深くえぐれた状態でした。
再生するには限界があったため、こちらの松本医師の執刀のもと、左太もも内側の一部を移植しました。
承諾書は、彼のマネージャーと、そちらの事務所の社長に記入して頂いています。
「傷口自体は小さいので跡もそんなに目立たないでしょう。
今日会ってもらっても大丈夫ですよ。」
言い終わると、一番くいぎみな体勢で聞いてた金髪くんが立ち上がった。
手越「よっしゃぁ…。いこっ。早くいこ!
加藤「ちょっと待てって(汗)
あの、すみません。ひとつ質問いいですか?」
立ち上がる彼を隣で止めながら、また違うコが聞いてきた。
「ん?なんですか?
加藤「増田の今の容態は、正直なところどうなんですか?
傷口からの感染による高熱とゆうのは、最初にお伺いして分かっているのですが、
オレたちはあの日、アイツが意識を失う直前に錯乱状態でスタジオ内で暴れる増田を目撃しています。
それも高熱だけが原因なのですか?」
おお…
なかなか切り込んでくるじゃないか…
先輩とアイコンタクトすると、彼はゆっくり口を開いた
木村「ーー脳の精密検査に異常は見られませんでした。
ただ…
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作者名:ひまわり | 作成日時:2019年1月8日 0時