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増田side
振付担当「よし、じゃぁ一回合わせようか。
みんなスタンバイして〜
手越、小山、加藤、増田「ウィーース」
みんなそれぞれ自分の立ち位置につく
ーーうまくごまかせたかな、体型の事
正直
あのロケ以降、オレはあまり飯が食えていない。
まぁ衣装打ち合わせとか毎日あったから忙しいのもあったんだけど
でも今朝の身体のだるさは薬飲んで今はもうないし、
やっぱり疲れがでて風邪ひいたのかもな。
ーー♪ーー♪
ーーファイブ、シックス、セブンエイッ
カウントと同時に動き出す手足
食欲はないけど、身体の動きはまだまだイケてる
ロケ中でも毎朝山田からのトレーニングメニューこなしてたからな。
これなら大丈夫。
あんまこれ以上マネージャーに迷惑かけらんないしね。
ーーそうだ
今度久しぶりに山田と呑みに行こう。
まだロケの打ち上げもしてないし。
あいつ居なかったらできなかったからなぁ…。
なんかお礼しなきゃな…
何しよう…
バタッーー
手越「……まっすー？どーしたの？」
ーーへ…？
小山「ーーえっ(汗)、増田さん？？どーしたの！？」
ーーダメだよ小山、ちゃんと前向いて踊んなきゃ…
加藤「おいっ！どーしたっ！
こっち見ろ！」
ーー何言ってんのシゲ…
今は稽古中だぞ…？鏡見なきゃ…
目の前の鏡には
両膝をついて鏡を見てる自分
そしてそんな自分の身体は
手越と小山とシゲに支えられていた。
ーーなに
どーしたの
なんでオレ身体動かねーの
周りを見まわすと、スタジオ内で打ち合わせしてたマネージャー陣や他のスタッフまで集まってきてた
そばには
NEWSのみんなが
なんか焦ってんのか、慌ててんのか
声は聞こえないけど
オレの身体を揺さぶる
またみんな知ってんの…？
またオレだけ知らないのね…
また
オレだけ…
「ひでーよ……みんな…」
……ーー
ー
意識がなくなる瞬間
物凄く哀しい気持ちだけが残った
ーー
ー
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作者名：ひまわり | 作成日時：2019年1月8日 0時
