稽古ーー ページ19
加藤side
ーー♪
ーーワン、トゥー、スリー、フォッ
広いスタジオで大鏡を前に
コヤマスコンビでパート稽古
小山「ちょっ(汗)タンマ(汗)も一回(汗)
増田「小山腰引きすぎなんだってwいい?もっかいやるよ?」
あまりダンスが好きじゃない小山相手に、まっすーは根気強く教えていた
オレと手越は壁にもたれて休憩中
手越「慶ちゃん苦戦してんねぇw
「あれはもうお爺ちゃんだからw
手越「たしかにw」
まぁかく言うオレも足引っ張ってるからな…(汗)あんま言えないな(汗)
ーーにしても
スタジオに入ってきたときのまっすー
すごい顔色悪かったな…。
「ーーねぇ、まっすーちょっと痩せてない?
手越「シゲもそお思う?実はオレも気になっててさ…。
今朝も顔色悪かったし。
手越も珍しく心配してる。
でも稽古中とか、いつも通りなんだよな
むしろロケから戻って以降のまっすーの動き、いつもよりキレてるってゆうか
でも
頰とか
首元とか
なんかやつれてるような…。
増田「あっちぃ〜〜…
汗かいたからちょっと着替えるわ。
どーしたの?オレの顔になんかついてる?
「ーーえっ?いゃ、なんでもないwおつかれ、増田センセw」
背中をずっと見てたら振り向きざまのまっすーと目が合った
誤魔化すように笑って水を渡すけど
受け取ったボトルをすぐに床に置いてその場で着替えはじめた
小山「ーーまっすーどおしたのその身体…
増田「へ?」
小山の声と同時に
上半身裸のまっすーに視線が集まる
手越「まっすー…ダイエットしてんの?」
手越がそんな事言ってくるのもムリはなかった。
なぜならオレたちの目の前にいるまっすーの身体は
いつも見てたあの鍛えられたハリのある肉厚な身体ではなくて
なんてゆーか
ハリのないくすんだ肌の身体だった
特に怪我した胸元からアザみたいなのが広がってる感じで、
あてられているガーゼも、自分であててんのかすごく適当になっていた。
こいつってもっと神経質じゃなかったっけ…
絶対ガーゼとか綺麗に重ねてやってそうなのに
増田「役作りしてんだよ。そんなジロジロ見んなってぇヘンタイw」
笑いながらサッとシャツで身体を隠す
手越「なんだよ役作りかよw。次何やんの?
増田「オレ主演の舞台決まってさ。」
まっすーの主演舞台…。
来年の夏だぞ…?
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作者名:ひまわり | 作成日時:2019年1月8日 0時