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2人が苦しむだけ…
うん
はたから見るとそうかもしれない
でも、この2人だけじゃないんだ。苦しいのは
「なぁ、有岡。
もし、まっすーが彼女を選んだとしたら、NEWSは今のままでいられると思うか？
有岡「え…？
「いつかのスキャンダルでオレらがテレビに出れなくなったことは覚えてるよな？
有岡「……
「増田が彼女を選んだとしたら、もしかしたら、またそーなるかもしれない。
有岡「ー！
「『もしかしたら』の話だよwそんな泣きそうな顔すんなってw」
急に不安な顔になる有岡の頭をクシャクシャして笑ってみせた。
でもオレだって不安なんだ。
もしまた歌えなくなったらどーしよう
また台本に書かれてある『NEWS』の名前が二重線で消されてたらどうしようと思うと
怖くて仕方ないんだ。
でも今問題にすべきは、
もしその事態に陥ったとき、オレはオレでいれるだろうか
どんな形になっても『NEWS』でいると誓ったけど
現実問題、仕事をする上でマネージャーである有岡に何の影響もでないとは限らない
この生活だって、いつまで維持できるか
有岡「もしかして…。僕のこと気にしてますか？
「えっ…？」
オレの顔を真っ直ぐ見るその目に、一瞬全てを見透かされた気がした
「お前は…。もしオレに仕事が来なくなってもオレのマネージャーを続けようと思うか？」
自分で聞いといてなんてマヌケな質問したんだと思う。
そんなの思ってたって続けたいって言うに決まってる
有岡「それは困りますね…。僕にも生活があるし」
ほら。……って
「へ？」
なんて馬鹿正直な馬鹿なんだこいつは…。
もー少し気を使うとかないのかよ…
「あのな、お前…
有岡「だからシゲさんの仕事なくならないようにオレ頑張りますね♪♪」
ーー…こいつ…
「有岡…。サンキューな…」
なんだか胸が熱くなる…
悔しいけどちょっと感動してるかも…
有岡「それにほら。シゲさんの仕事なくなってここ住めなくなったらオレ行くとこないし！
オレの生活のためにも頑張ります！」
ーーおい…っ
「そーだなぁここ住めなくなったらお前の事養えないもんなぁ…ってこら！！
結局自分の事だけかよお前は！
てゆかさっさと金貯めて出てけよっ
有岡「えぇ(汗)だってここ快適なんですもん♪」
まったく…
さっきの感動を返せっ
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作者名：ひまわり | 作成日時：2018年11月23日 17時
