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大野社長の考えはただ一つ
彼女の護衛
増田さんとAさんの写真が世間に公表されないとも限らないと考えた社長は
それがきっかけて起こりうる騒動から妹を守るために、オレを彼女につかせる事に決めたんだ
大野『三年もあればグループ内での騒動は落ち着くだろう。
でも海外に出られると守ろうにも手が出せない。
だから事情を知ってるお前にしか頼めないんだ。』
あんな真剣に頼む社長は珍しかった。
ほんと、あの人は兄バカなんだから…
A「あの時は初めての留学で緊張してたんだよ…。
今はもう何度も行ってるとこだし、一人暮らしするつもりでいるから大丈夫だよ？
「ここで私が行かないとなったら社長にしかられます。
どーします？クビになっちゃいますよ？
A「それは〜…。嫌だ」
そう言って、サイドブレーキを握るオレの手を掴んできた
「分かればよろしい♪」
相変わらず、君はゲンキンだね…w
そこもたまらなく愛おしいんだけど……
最後の日、増田さんがどっちを選択したとしても、3年間はこの子をしっかり守ろう
3年経っても来ないなら…
増田『その時は…』
彼があの時言いたかった事はなんとなくわかる。
(三年経っても迎えに行けなかったら、その時は彼女を支えてあげてください)
ってとこだろう。
そんなの、彼女が承知するわけないじゃないか。
だってあの子は、増田さんに会うもう何年も前から
増田さんに恋してるのに…
A「ーーあとは何かいる物あったかなぁ…。
櫻井はもう買うものない？
「そうですねぇ…」
運転しながらいろいろと思い出してみる
するとたまたま信号待ち中にとなりに宝石屋を見つけた
……。
A「櫻井？」
ーー良いこと考えた…
「お嬢様。ちょっと寄り道しましょうか♪」
もしかしたら余計な事かもしれないけれど…。
サプライズのお手伝い
夜10時
増田side
ーーピンポーン
A『どちら様ですか？』
「貴久でーす♪」
ーーガチャ
A「貴久…っ
「おっとぉ…w」
玄関のドアが開くと同時にAが飛び込んできた
「どーしたの？
A「やっと会えたから／／」
自分からきといて何照れてんの…w
昨日も今日も、朝の出勤の時間しか会ってないからね。
「ほんとだ。やっと会えた…」
ーーチュ…チュ…
そのまま何度も唇を重ねた
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作者名：ひまわり | 作成日時：2018年11月23日 17時
