初めて ページ41
ーーガチャ…
A「お邪魔しまーす…♪
「はいどーぞ…w」
深夜1時
初めてAを自分の部屋に入れた
てゆか
オレ初めてかも
彼女を自分の部屋に入れるのって
A「貴久の部屋だぁ…／／
「あんまキョロキョロ見ない(汗)オーナーなら間取りとか分かってるでしょっ。
ほら、こっちおいで？」
腕を引っ張って無理矢理一緒にソファーに座る
A「…
あの…、貴久？
「ん？
A「これじゃ動けないよ
「いいのっ。動かなくてっ」
今のオレとAの態勢は
Aの後ろからオレが抱きつくように座ってる
「あんまりウロウロされちゃ困るから」
って言っといたけど
自分だけの空間にAと自分だけがいる事が
ホントはすごく嬉しいんだ
こんな事ならもっと早くに入れときゃよかった
明日はレセプション終わったらここにはもう戻ってこないからな
ーーそうだ
「……コホン。ちょっと失礼しますね〜…
A「あ、やっぱ離れたw
「うるさいよ(汗)」
そそくさ離れてそのまま寝室に向かう
クローゼットにしまってあるバックから紙袋を取り出して
それを自分のパーカーの中に隠して
またAの元に戻った
「A、こっち向いて？
A「どーしたの？」
今度は隣に座ってAと向かい合わせ
「オレね？前からずっと言いたくてさ？
A「？
「いつも、オレのために朝ごはん作ってくれたり、夕飯作って待っててくれたり、ありがとう。
A「えぇ…w？そんな事…／／」
「そんな事なんかじゃないよ。
毎日すごく嬉しかった。ありがとね？
A「もぉ／／いいよ…／／」
恥ずかしそうに自分の顔を隠そうとする手を取り上げて、青い手提げ袋を手の上に乗せた
A「えっ…これ…
「彼氏からのプレゼント…って、なんか照れ臭いよねw」
こーゆうときの決め言葉が思いつかないけど
「オレは世界で一番お前のこと愛してるから。
これをオレだと思ってって言ったら重いかもしれないけど…
オレの事…っ…忘れないで…」
カッコ悪いっ(汗)
明日からの事考えたら泣きそうになった
でもそれは君も同じだったのかな
A「貴久…。うん…。私も愛してる…っ」
すぐに抱き合って
口付けして
触れた君の頬は
少し濡れていた
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作者名：ひまわり | 作成日時：2018年11月23日 17時
