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山田side
夜8時
ーーガチャ
「ただいま戻りました〜
伊野尾「おつかれ〜って、どしたの？風邪？
「ちょっとね。熱がなかなか下がらなくて(汗)」
マスクして事務所のオフィスに入ったら、伊野尾がすぐに駆け寄ってきた
有岡「大丈夫？なんか飲む？
高木「もー少しエアコンの温度上げるか？
伊野尾「ちょっと待って。オレのど飴持ってたかも」
なんか(汗)すごくみんなから心配されてる(汗)？
「大丈夫だよw熱ったって微熱なんだから。
それより明日の打ち合わせ資料もらえる？
ーーん？どーしたの？」
荷物を置いてみんなの方を向くと
有岡も高木も、いつもひょうきんな伊野尾まで
なんだか神妙な顔つきになってた。
え…？何…？
伊野尾「山田…。次からMステに出演できなくなった
「え…？なんで？
有岡「撮られてたの、これ…」
それだけ言って封筒を渡された
撮られたって…何を…
…
封筒の中から取り出した物に
オレは固まってしまった
そこには
まっすーとAさんがアパートの前で抱き合っている写真
他にも
彼女を抱えて病院に駆け込む写真や
手を繋いでアパートに入る写真があった
「この彼女の服装…
これオレが病院迎えに行った日だ
オレがアパートの前までちゃんと送ってれば…
オレのせいだ…
高木「山田、あんま自分を責めるな…。これは増田が完全に油断してたから撮られたんだ」
まてよ…
週刊誌に撮られてるならもうマスコミからだって…
しかもこの封筒は大野社長宛
どこから届いた…？
そのまま後ろの差出人を見ると
『竹中直人』
「ウソ…。なんで…？
高木「弱味握られたんだ。これを彼女の名前と大野グループの名前と一緒に公表して欲しくなければMステにもう出るなって。
上はこの条件をのむことにしたらしい。」
「じゃあ誰がこれを…？まさかまた知念が…？」
まだ切れてなかったとか…？
伊野尾「最近急な人事異動があっただろ？
丸山さん…、あの人から脅されてたんだって…」
「……ウソ…」
有岡「山田？」
ーーガタッ
オレはその場に崩れた。
高木「山田…！」
高木の声が遠くに聞こえるけど、もう身体が動かない
ーー全部オレのせいだ……
ーー
ー
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作者名：ひまわり | 作成日時：2018年10月28日 14時
