電話 ページ24
増田side
夜11時
プリンスホテルの最上階BAR
山田「ーーまっすーお待たせ。いやぁ…参った(汗)
「丸山さんどうって？
みんなで居酒屋から戻って山田の部屋でまた呑んでたら丸山さんが山田に大事な話があると言いだしたから
オレは最上階のBARでその間待っていた
そしたら山田は戻ってくるなり隣で頭かかえてるし。
山田「いや…。丸山さん、来月特番でやる歌番組やらないかって話がきてるみたいなんだよ
「来月のって…。あの7時間ぶっ続けの歌番組？？
マジで？凄いじゃん。
山田「そーなんだけどさ…(汗)
それだともう東京戻んなきゃいけないの(泣)
「えっ…じゃもしかして
山田「またスタッフ1人減るの(泣)
「マジかよ…(汗)」
知念が抜けて、やっと補充のスタッフがきたと思ったらまた抜かれるなんて…。
あー…でも…
「あんなデカイ仕事に誘ってもらえるなんて凄い事なんでしょ？
それに元々あの人歌番組専門らしいし。
こんなチャンス二度とないんだから行かせてあげようよ。
オレも自分で行けるとこは行くし
その代わり引き継ぎだけしっかりしといてくれたらいいよ。
山田「まっすーがそう言ってくれるなら…。じゃあ丸山さんに言ってくるわ。
「おぅ。オレもーちょい呑んでからテキトーに帰るから。
また明日よろしく♪」
そのまま山田は店を出て行った
ーーカラン…
一人でハイボールのグラスに入ってる氷を指でつつく
明日からイベントの稽古に、社長との打ち合わせに
マスターヒッツラジオの収録もこっちでさせてもらえる事になったから、ラジオ局の人とも打ち合わせしなきゃな
なかなか自分1人でとなるとスケジュールキツイな…
Aといれる時間がとれるかどーか…
〜♪〜♪
「ん？電話…。ーーAじゃん
ーーピッ
もしもし？」
電話を受けながらカウンターにいたマスターに手を振って
そのまま会計を済ませて店からでた
ーーポー…ン
「どーしたの？ダメじゃん、お兄さん来てるのに電話なんかしてちゃ」
聞きながらエレベーターに乗り込んだ
『お兄ちゃんたちは呑みに行ったし、今はホテルの部屋だから大丈夫だよ。
どこにいるの？
エレベーターの音した
「そっか…。こっちはプリンスホテル。
今からアパート帰るんだ
A『いいな。私も帰りたい
「ホームシック？
A『バカ
「あ、ひどい
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作者名：ひまわり | 作成日時：2018年10月28日 14時
