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手越side
「ーーやっぱりいないか。。。(汗)」
会場に入ったときにはもう誰も居なかった
さすがにもう帰ったか(汗)
仕方ない
このハンカチはドームの落とし物窓口にでも預けて。。
クルッと身体の向きをかえると
有岡「あ、手越さん。お疲れ様でした♪」
さっきあの子を連れていった有岡がいた
こんのヤロー。。
「お疲れ様でした♪じゃねーよっ。せっかくファンの子と話せるチャンスだったのにっ、このっこのッ!
あの子もう帰った?」
ちょっと八つ当たり
って言っても冗談で軽くグーパンするくらいだけど。
有岡「やめてくださいよぉwーーあぁ、あのお客さんならお連れの方と帰られましたよ。
「連れも女の子?
有岡「いえ。男性の方でした。彼氏さんですかね♪
「へぇ。」
ーーチク
ん?
なんかへんな気分
ま、いっか
そっか。彼氏ときてたんだ。
最近多いんだよね、カップルでコンサート見に来てくれる子たち。
それだけ異性ファンも増えたって事だな
うん
って
なにを俺は自分に言い聞かせているんだ
有岡「ーー?そのハンカチは?
「へ?あぁ、これ、あの子が俺の指輪を包んでたハンカチなんだけどさ。
返すの忘れちゃって。
そーいえば名前聞いてなかったっけ?住所とか。
有岡「名前ですか。。高岡さんとしか聞いてないですね(汗)住所も聞いてないです。。
「そうか。。わかった。。(汗)」
だよな。。(汗)
ーーガチャ
ドサ。。。
楽屋に戻ったら一気に力が抜けてソファーにそのままダイブ
そーいえば俺コンサート明けだった(泣)
加藤「ーーあれ、手越まだシャワー浴びてないの?」
俺が楽屋でる前からシャワー入ってたシゲの声が聞こえた
「あー、さっきの女の子が忘れてったハンカチ届けようと思って行ったんだけどもう会えなかった。
名前も苗字しかわかんねーし。。(汗)
加藤「ハハwだっせw
「うるせっ。
加藤「ごめんってw
へぇ。。このハンカチ、ひまわりの刺繍してあるじゃん。
「へ?。。あ、触るなって(汗)」
いつの間にか手に持ってたハンカチを勝手にとって広げられたから思わず起き上がって取り上げる
加藤「なにムキになってんの。
「ムキになってねーし」
なんて言ってる俺は明らかムキになってるし
なんか俺
あの子に会ってからおかしいぞ(汗)?
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作者名:ひまわり | 作成日時:2020年8月2日 17時