ー ページ36
手越side
「え？いやいや。俺だよ、手越祐也っ。
ほら、この前NEWSのコンサート来てくれたでしょ？そこで指輪拾って届けてくれたじゃんっ、覚えてるでしょ？
A「え？指輪。。？」
あれ？覚えてないの？
彼女の反応に違和感を感じてたら
ーさっきの声、手越くんじゃなかった？
ーえっ、ウソ。マジ？
ニット帽にメガネかけてたけどつい声のボリュームを上げてしまってたから
近くを歩いてた人に気づかれた
増田「おい、もう出よう(汗)」
まっすーにグイッと腕を掴まれて一瞬彼女から視線をはずした瞬間
「ーーあ、ちょっとっ(汗)」
その子は一目散で建物の外へ
え〜(汗)逃げられたんだけど(汗)
俺ってそんな威圧感あった？？
追いかけたい気持ちはやまやまなんだけど
ーーえ？手越ってあの手越？
ーどこにいるの⁉
さっきまでわりと閑散としてた建物内に人が集まりだしてきたから
俺たちもどさくさに紛れてその場を離れた
ーー車内にて
「ーーはぁ。。」
増田「はいため息20回目〜。」
。。。このヤロ〜。。
「〜っだぁもぉ！いちいち数えてんじゃねーよっ！
増田「フハハw」
キレてる手越ウケてる増田
なにがそんなに面白いんだよっ！
ぜんぜん俺は笑えねーよっ
確かにあの子はAちゃんだ
間違いない
だってこの俺が女の子の顔忘れるわけない。
なのに
『あなた達は誰ですか？？なんで私の名前知ってるんですか？？』
なんで？？
だってつい最近だぜ？俺に会ったの。
100歩譲って名前知ってることに驚くならまだわかる
でもNEWSのコンサート来てたって事はファンって事じゃねーの？？
なんで俺らの事知らないんだよ(汗)
だ〜〜〜(汗)なんだよこの状況(汗)
増田「あ、慶ちゃんからLINE来てる〜」
一人モヤモヤしてたら隣りでは呑気にスマホいじってるし。。
てゆかあんた普段そんな呼び方しないじゃん。。(汗)
増田「ーーお、コヤシゲ駐車場に着いたって。買い物してから向かうらしいよ。
「あ、本当？」
そうだ
この後はみんなでメシ食うんだった
予約した店が事務所の近くだからそこの駐車場に車停めて
歩いて行こうってことになったんだよね
どーせ明日は仕事で事務所行くし。
そん時取りにいけばいーんだし。
あぁ。。でも
やっぱりあの子のあの反応が気になるっ(泣)
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作者名：ひまわり | 作成日時：2020年8月2日 17時
