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あの子に会いたい ページ13

翌日


ジャニーズ事務所内のスタジオ



増田「ーーえっ、やっぱりあの手紙の子だったの?」


「うん//まだ確信できないけどもしかしたらそうかもしれないんだよね。」




新曲の振り付け稽古が始まるまでの空き時間


メンバーたちにさっそく手紙の事を話した。








小山「だとしたらすげ〜。。(汗)奇跡じゃん


「だろ?俺も昨日興奮してなかなか寝れなかった!


加藤「なに言ってんだよ。。w
でも文通相手だったら住所もわかるんじゃない?


「それなんだよねぇ。。」






もしハンカチの持ち主があの子ならその住所に送ればいい。

なんなら勢いで直接行っちゃうって事もアリかも
(ってまっすーに話したら2つ返事で却下されそーだから言わないけど)






なんだけど








手紙の子はもうあの住所には居ないんだよね(汗)







なぜそれがわかるかっていうと





5年前のある日

それまでずっと普通に送れてた手紙が突然

『送り先に尋ね当たりません』のハンコ押してうちに返ってくるようになったから






最初のうちは俺が番地とか書き間違えたのかとか思ったけど

そうでもなかったし






何度も送っては返ってくる自分の手紙を最後はゴミ箱に思い切って捨てたんだよな、俺。。






増田「ーーじゃ結局住所もわかんないって事?マジそれお手上げじゃん。


「やっぱダメかぁ。。(汗)」




参ったとばかりに身体を伸ばして床に仰向けになった





せっかく名前がわかったのに






せっかくやっと会えたと思ったのに






『良かったです、ちゃんと渡せて♪』






会ったのは一度だけなのに、あの子の笑顔が頭から離れない







あの子はどうだっただろう



勢いで俺のとこまで指輪を渡しにきてくれた君は



ほんとにあの手紙をくれた子だったんだろうか



その事をワザと隠してたんだろうか



それとも5年経ってるし忘れてた??



ちょっとそれは酷くない?


まぁそんな俺もハンカチの名前見るまで手紙の事忘れてたけど。。(汗)






にしても




「よくあなた覚えてたね、俺が手紙貰った事。」



横でストレッチしてるまっすーに聞いてみた。


考えてみたらほんとに不思議


だって貰ったの俺だし。





そしたらまっすーは
ふっと笑ってこう言ったんだ




増田「腐ってたお前のやる気を引き出してくれた子だもん。そりゃ覚えてるよ」



って。






そういえば初めて手紙がきた頃って

まだデビューしたての頃だっけ

ー→←ー



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設定タグ:手越祐也 , NEWS , テゴマス   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ひまわり | 作成日時:2020年8月2日 17時

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