音柱は嫁依存症

鬼さん、こちら。 ページ38

宇「こいつらは3人共

優秀な俺の継子だ！

歌柱の嫁だってなあ、

今じゃ立派でド派手に可愛い！

逃げねぇ、根性がある！

足が千切れても喰らい付くぜ！！」



天元様が私を抱き寄せた。

ぴっとり、私もくっつく。


宇「そしてテメェらの倒し方は

すでに俺が看破した！


同時に頸を斬ることだ！

2人同時にな、そうだろ！！」

『さっすが天元様！！

チョロいですよねー！！』



倒し方さえ分かればこっちのもん。

私達は心が通じ合ってる。


夫婦ならなおさら！



天元様は兄の方、

私が妹の方。

柱がちょうど2人いるんだもの。



なんか鬼がグダグダ言ってるけど

まぁ〜ったく耳に入んない。


『雑魚がうるさいなぁ』

宇「コラコラ、お口が悪いぞ。

帰ったら一緒にゆっくりしよーぜ」

『そうですねぇ、あんみつ食べたいなっ』

宇「うん。行こうな」


妓「無視すんなよなぁあ」

堕「夜が明けるまで生きてた奴はいないわ！

長い夜はいつもアタシたちを

味方するから！！」



え…。

夜と昼の長さって半々じゃないんだ…。



堕「どいつもこいつも

死になさいよ！！」



帯があっちこっちを叩き回す。


善逸くんも足を踏み込み

外へ戦いに出る。


私達も追いかけよう。



『天元様、私は善逸くん達と

戦ってきます！！』

伊「蚯蚓女は俺と寝ぼけ丸とAに任せろ！！

お前らは蟷螂を倒せ！！

分かったな！！」

『口の利き方気をつけなさいよー！』



あれ…伊之助くん、今私の名前。


ヤダ、嬉しい！！

私ますます頑張れちゃう！！♡



屋根の上で鬼と善逸くんが

対峙している。



善「自分がされて嫌だったことは

人にしちゃいけない」


あれ、お説教してる？


いいよー！

もっと言っちゃえ！！


堕「違うなあ、それは。


人にされて嫌だったこと

苦しかったことを

人にやって取り立てる。


自分が不幸だった分は幸せな奴から

取り立てねぇと取り返せねえ」



さっきまでと口調が違う。

兄の方と同じ。


額に目が追加されてるな。


なるほどね。

兄と共有してるってわけか。

気持ち悪い…。←



『目、気持ち悪いね』

堕「ハァアアアアアアアア！？！？

ざけんじゃないわよ！」

『ふっ…』

堕「このヤロウ…！！！

死ね！！！」




無数の帯が

いたるところに伸びてる。


蟷螂男だけでも大変なのに

帯まで追加されちゃたまらない。



『天元様と炭治郎くんを

帯で巻かないでよねっ』



『歌の呼吸・参の型・朝歌夜絃』

雛鶴さん、気をつけて！→←伊之助くん、静かにして！！！

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